与那国で美しい昼蛾達に遭遇(2014.3.7)
もう三日連続で寒い雨天が続いている与那国島です。
宿ではまだ度々ストーブが活躍中^^
今日は美蛾を中心とした一群、「昼蛾」のお話です。
先日林内で採集していると、シャツの裾にオキナワルリチラシが留まっているのに気付きました。
本種はサツマニシキと並び、我が国で最も「昼蛾」らしい様相を醸しています。
後者と異なり、本種は夜間ライトに寄って来る事もままあります。
指に留まらせたりして暫く遊んでみます^^
後翅はこのように煌びやかな青鱗で彩られています。
触角の表面や頭部、前翅の一部や付け根等にも同様の色合いのアクセントがあり、これはこの手の
美しい昼蛾のほぼ共通の特徴になっています。
それにしても後翅の純白さが際立ちますね。九州産辺りとは何か異なる気がする・・・
サツマニシキも本州西部から琉球列島にかけて4亜種ほどに分けられているし、たぶん本種も
全国的にはそれなりの変異があるのでしょう。
美蛾への想いは尽きないなあ・・・
僕の昼蛾に関する最大の夢は、何時の日か「オオサマアゲハモドキ」を飼育することなんですよ^^
♀標本を見ると、どの個体も腹部は巨大で卵を一杯抱えていそうです。人工採卵は恐らく難しくないと
睨んでいますが、さぞかし巨大で変わった幼虫なんだろうなあ。
そんな妄想に耽っていたら、オキナワルリチラシは緑の前翅とアクセントを伴った純白の後翅を
羽ばたかせながら、ひらひらと優雅に飛び去って行きました。
一方、こちらは蝶採集の際、林縁のやや高い所を飛んでいたクロツバメ。
食樹は与那国ではアヤミハビル(ヨナクニサン)も食っているアカギですが、それがたくさんある割には
クロツバメ自体の姿は何故かほとんど目にしません。これは石垣等でも感じるところです。
頭・胸部および腹節の鮮やかな「赤」は一種の警戒色で、虫体を摘むと強烈な不快臭を放ちます。
これも美蛾たる多くの昼蛾に備わる特徴のようです。
後翅の色合いには変異があり、宮古島産は緑っぽく趣がまた異なるものでした。
日本産はタイ産等が全体的に黒っぽい中でとても美しい個体群です。
そう言えば与那国で昼蛾に出会ったのは今回が初めてだ^^






