ススキハネナシチビカミキリ | 蝶・カミキリ・昆虫を楽しむ!(九州・沖縄を中心に)

与那国特産、そして少ないススキハネナシチビカミキリ(2013.5.20)

与那国特産のカミキリは数種類居るのですが、今日はススキハネナシチビカミキリを取り上げます。
名前がそうだからというわけでは無いのですが、ススキからしか採れないのでホストはまずススキで
間違いないでしょう^^ 

与那国に行ったことのあるカミキリ屋さんはそう多くないでしょうから感覚的にはあまり分かって
もらえないのですが、このカミキリ、相当採り難いです。

別途取り上げる石垣島のススキサビカミキリのようには島内での分布は極端に偏ってはいないの
ですが、ススキがあれば何処にでも居るわけではありません。
と言うより居ないことの方が多いです。

僕ほど与那国に通っている虫屋もそうは居ないと思いますが、その僕でさえ本種が確実に落ちる
一画というのはほんの数カ所しか知りません。
しかも、すべての場所で確実に減っており、一泊程の採集時間しかなければ一頭も採れない
ケースも大いに考えられます。

ススキサビもそうですが、今や幻となったシロスジトゲバも含め、ススキ依存性のカミキリには
結構「クセモノ」が多いので僕は普段からこれらの動静を注視しているところです。
ここでは詳しくは触れませんが、「タケ依存性」カミキリの中にも注視すべきものが幾つかありますね。

3月中旬の一回目の与那国採集行では端境期のためほんの数頭しか採れませんでしたが、今回は
一応の必要数は採る事が出来安堵したところです^^

本種もススキサビやウスアヤといった他のススキ依存性カミキリと同様にダラダラと発生しているようで
(ただしピークはある)、羽脱したばかりのテネラル個体から斑紋がスレて触角等が破損した古い個体まで
いろいろな段階が見られました。

これは極めて美しい個体(♂)。
黄色のマダラ模様が意外に綺麗でしょ^^

 

 
こっちは♀です。

与那国特産カミキリ、3月中旬は端境期(2013.3.24)

元々あまり多くない与那国特産のススキハネナシチビカミキリ。
25年程前に初めて与那国を訪れて以来、来島する毎に少なくなって行く印象です。
そして島内の何処にでも居るわけではありません。

これまで与那国は3回訪れていましたが、今回はこれまでで最も少なく数頭に止まりました。
3月中旬という時期が悪かった可能性も多分に有るとは思います。

こっちは相当にスレが進んだ個体。
やはりこの時期は端境期なのでしょうね。

こちらは慣れないと混同してしまう同属のアヤモンチビカミキリ。
与那国産は幅広で斑紋のコントラストが強く、他島産とは概ね分けることが出来ます。
本州沿岸まで広く分布する普通種ながら変異が大きく、細かくコレクションすると面白い種類です。
もちろん与那国にも普通に居ます^^

一方、同様に与那国特産のヨナグニジュウジクロカミキリ。
本土のジュウジクロカミキリとは斑紋パターンがちょっと似ているだけで特段の近縁関係はありません。

ホストはどこにでも在るガジュマルやアコウですが、何故か虫自体は多くありません。
それにススキハネナシチビと同様、多い一画は限られています。

本種もやはり時期が早過ぎたようで、殆ど数は得られませんでした。
以前訪れたGW頃の方が遥かに多かったですね。
ススキハネナシチビと併せ次回の宿題です。

散々叩いてやっと落ちた、ちょっと大きな個体です。

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