狙わなかったにしても、超人気種の本種の写真を一度もアップしないわけにはいかないでしょう。
飛翔中のものを掬い採ったオオヒゲブトハナムグリの♀です。
今シーズンの石垣島産の♀は貴重ですね。
ペッタンコの腹部が本種のシーズンが完全に終わったことを物語っています。
それでもポイントには未だ採集者の車が日に何台も留まっているようですが^^
今年の本種のてん末は数日後のメルマガに書く予定です。
それから、4月1日以降も実質的に採集が可能となっているオモト岳の現状についても・・・
三日振りにオオヒゲブトハナムグリの山へ行ってきました。
3月最下旬の今は本来ならオオヒゲブトのベストシーズンなのですが、天気や気温等のコンディションが
整わないため本気で本種を狙っての採集は未だ一度も行っていません(三日前に1時間居ただけ)。
個人的には十分に標本数を持っているので、確実に多くが採れる日でなければもう出撃する気に
ならないのです。贅沢ですが^^
今日も曇天、かつ「涼し過ぎる」風が収まらないため、本種の飛翔がまず見られないことは容易に
判断出来ます。
別件で幾つかの探索を行う必要があったこと、また大勢来ているであろう虫屋さんの冷やかし(^^)、
もとい、一応本種の出現状況をトレースするためにも行って来た次第。
当方、お昼頃にゆっくりと到着^^
おお! 何だこの異常な台数は@@
3月最下旬の週末、オオヒゲブトを狙うには最も休みが取り易いタイミングだもんなあ。
いつもとは逆の方向から駐車スペースを見てみます。
バイクはともかく、自転車@@で来ている人も(ここまで上がって来るにはかなりキツイはず・・・)。
その後ろにはズラーッと「わ」ナンバーが止まっています。
(実は僕の背後にも離れて1台が止まっている)
一度に写り切らないので、赤いレタカーの2台先まで出て最後尾まで見渡したのがこれ。
数えてみるとここだけで12組!(僕がこれまで見た中では新記録^^)
林道で2組とすれ違ったし、別の林道脇にも2台が止まっていたので今の時間、少なくとも15組以上が
この辺りに集結していたことになります。早々に諦めて帰ったであろう組を入れると今日は一体何人が・・・
ああ恐ろしやオオヒゲブト人気(たぶん僕にも責任アリ^^)。
昼時で飛翔ピークを過ぎている時間でもあるので、下りて来て昼食を摂っている人達も結構居ます。
何人かに今日の成果を聞いてみると・・・
なんと、ゼロ!
風が止み、雲が切れてやや太陽光が出た一時もあったそうですが、それでも飛翔は見られなかった
とのこと。
うーん、時期を考えると今年はやっぱり・・・
さて、別件の用事の一つ、アオヒメコバネ(リョウブモモブトヒメコバネ八重山亜種)の材探しですが、
相変わらず手強いですね。
ここはホストのイスノキが多い一角なのですが、本種が入っている立枯れ・枯枝は自然状態の中では
とても見つけ難いのです。
そんな中でなんとか見つけた本種の食痕が付いた立枯れ。
見つけるのが1年遅く、脱出口が幾つか空いています。
ただ本種は複数の世代が一つの枯れ木に同居している場合も多く、たぶんダメだろうという材から
意外と高確率で羽脱してくれるので、一応持ち帰ることにしました。
本種らしき幼虫(潰れた)も一頭確認したので、期待してみたいと思います。
今季の石垣島長期遠征の初っ端を飾ったのがオオヒゲブトハナムグリの大乱舞^^
本種にはこれまで幾度か挑戦してきたものの、タイミングが悪かったり、あるいは発生数が少なかったりで
いまいち歓喜の声を上げることが出来ずにいました。
でもやっと、溜飲を下げる時が来ました^^
今年、最も多くの飛翔が見られた3月のある日の我が毒ビン。
この日の前後にもかなりの個体が得られ、この箱をイッパイにする夢も一気に叶えられたようです。
オオヒゲブトの山の神に感謝、感謝です^^
記憶は半年前の3月に遡ります・・・
例年見られるポイント横付けのレンタカー群。
おっ、メルマガでも大人気だった「土下座マン」のレンタバイクもあるぞ^^
各採集人はこの近辺から山に分け入って独自のポイントを探し、梢の周りをビュンビュン飛び回る
オオヒゲブトと一戦を交えるわけです。
懐かし~^^
春先の天気は安定せず、気温が上がらないこともしょっちゅうです(むしろそんな日が多い)。
北風が吹き低温の日は無慈悲にも「アウト確定」。虫は飛ばずどうにもなりません・・・
採集者は短い滞在期間の中で、風向きが変わるのを待つしかありません。
晴れていても急に天候が変わり、山全体が霧に覆われ小雨が降り出すこともしばしばです。
オオヒゲブト決戦は、虫の前に天気を制しなければならない、実は過酷な戦なのです。
次回、同様の戦果を得られるかなんて全く保障されているわけではありません。
現に昨年はド貧果だったのです。
掬い採ったブルー系の♂。
ネットの中をブンブン飛び回るので、ピントの合ったシャープな写真はまず撮れません^^
また、すかさず処理しないと不覚にも逃げられることが往々にしてあります@@
ネットの上を這うグリーン系の♂。
オオヒゲブト♂の後脚のトゲはネット繊維に引っ掛かり易い構造のようで、実はかなり頻繁にネットに
絡まる個体が出てきます。
その場合は注意して外さないと、このように後脚が取れてしまうことが多いので気を付けましょう。
大体、ネットインした10頭に1頭は脚がもげてしまいますから@@
(外し方にはコツがあり、あ、これは来年のオオヒゲブト決戦時のメルマガネタにしよう^^)
うーん、ブライト^^