5月中旬頃から阿蘇の草原で目に付き始めるカミキリ。
それがニセシラホシカミキリです^^
関東で採集していた頃はほとんどお目にかかる事のなかったカミキリですが、地元に戻ってみると
極めて馴染み深い種類となりました。
熊本ではシラホシカミキリより出会う機会がよほど多く、関東等とは珍品度が逆転しています。
(どちらも普通種ではありますが^^)
この時期に阿蘇の草原のサワフタギでミヤマナカボソタマムシを探していると、本種の齧り痕が
よく見られます。
♂は次第に数が少なくなる時期に入っていますが、♀の生き残りは8月一杯位までは見られる
のでかなりシーズンの長いカミキリと言えます。
下の写真は発生初期に特定の若葉に♂が集まっている場面です。
「さあ、齧り始めるぞ」といったタイミングのように見えませんか?
たまにこうしたシーンが見られますが、皆同じように見える若葉をどのように選んでいるのか
実に興味深いところです。

僕が思うに本種は最も敏感かつ俊敏なカミキリの一つで、ちょっとでも異変を感じると瞬きをする間
も無く何処かへ飛び去ってしまいます@@
この時も1枚を撮った後にほんの少し傍の葉を揺らしてしまい、瞬時に4頭とも四散(上手い?)して
しまいました。
落ち着いた写真を撮るのが最も困難なカミキリの筆頭格です。
下の写真は後食痕が残る葉上の♂と、メタメタに食われた痕です。
ここまで夥しく食痕が見られるケースも珍しく、よほど美味しい葉っぱだったんでしょうね^^


次は♀の写真です。


♂はあまり感じませんが、本種の♀の大きさと斑紋、体色にはかなりの変異があり、一見別種かと
見紛う個体があったりして面白いです。
あと暫くは阿蘇の草原でその姿を楽しませてくれるでしょう^^
タグ : ニセシラホシカミキリ
カテゴリ : カミキリ
突然ですが、あなたは採集地に何時頃到着するようにしていますか?
僕は東京に住んでいた頃、殆ど毎週末採集に出ていました。
各採集地へは高速道路を使うのですが、週末は早朝に乗らないと混んでしまうんですね。
東京近辺での渋滞はとにかく酷いですから(汗)。
ですので採集地には午前8:00前には着いてしまうことが殆どでした。
ただ、真夏であってもこんなに早い時間には未だ虫は活動を始めていません。
しかも山々の周りは朝露で濡れそぼっている場合が殆どです。
こんな時、あなたならどうしますか?
辺りが乾いて気温が上がり、虫が動き始めるのを漫然と待ちますか?
そんな時に僕がやっているのが早朝ビーティングです^^
熊本に戻った今もメインロードの朝の渋滞を避けるためにやや早く出発するので、高速を使うことは
無いものの採集地にはやはり朝8:00頃には着いてしまいます。
そうした時、僕はおもむろにビーティングネットを取り出し、狙いを定めてポイントの辺りをバンバン
叩き始めるのです^^
ビーティングネットは朝露で瞬く間にビショビショになりますが、そんな事は気にしません。
勿論、腕にも冷たい水滴が飛びかかってきますが構わず作業を続けます。
すると、次のような面々が落ちてきました^^
ジッとしているニセシラホシカミキリは珍しいなあ。

最近マイブームの極小白イタヤカミキリもポトッ。

今年初のミヤマナカボソタマムシはビーティングネットに落ちました。やはり美しいなあ。

阿蘇のホソキリンゴカミキリは小型の個体群です。

もうヘリグロリンゴが出てるのか。焦るなあ。

いずれもネットの上に落ちた姿のままでじっとしています。
なのでゆっくり吟味して、必要なものだけを拾い上げて毒ビンに入れるだけ^^
このように写真も難なく撮ることが出来ます。
もしこれが昼間だったら、イタヤを除いて一瞬のうちに飛び去ってしまいます@@
(イタヤすら敏速に走って逃げる可能性大^^)
僕は早朝ビーティングを敢行することで九州では珍品のモモグロハナリやムナコブハナ等の
カミキリや珍しい雑虫類を少なからず手にしてきました。
朝の1~2時間を単にブラブラと時間を潰すだけか、あるいはその日の採集品を増やすのか。
あなたならどちらを選びますか?
タグ : イタヤカミキリ, ニセシラホシカミキリ, ヘリグロリンゴ, ホソキリンゴカミキリ, ミヤマナカボソタマムシ
カテゴリ : その他