波照間島の特産亜種の一つのハテルマタテスジドウボソカミキリ。
去年からの探索の結果、割と多い一画(マイポイント^^)を幾つか確保出来たことから今年は昨年以上の
個体数を得ることが出来ました。
ただ残念だったのがかなりの割合が不完品だったこと。
石垣島で採る場合は余程遅い時期でなければこれほど不完品率が高いということはないのですが、
二年連続で本亜種を採集した限りでは完品の確率が低く困ってしまうのです@@
それはそうと、ビーティングネットに落ちたハテルマタテスジドウボソです。
こうして見るとタテスジ模様の微毛がかなり黄色っぽいことに気付きますか?


こちらが石垣産の基亜種です。
白っぽいモノトーン調ですよね(タテ筋はやや太い)。

また、波照間亜種は基亜種に比べてかなり小さい傾向があると言えます。
石垣北部の基亜種を採り慣れていると、波照間亜種の色合いと大きさに相当の違和感を覚えるん
ですよねえ。

あ、最大の違和感はやっぱり少ないことだよな。
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カテゴリ : カミキリ
ちょっと前に波照間島に行って来ました。
目的は勿論、2種のカミキリ特産亜種の採集です。
その特産亜種とは、ハテルマヨナグニゴマフカミキリおよびハテルマタテスジドウボソカミキリです。
石垣島等では基本的に双方とも、普通種にカテゴライズされる種類と言えます。
行きさえすればまず採りこぼしは無い種類達ですが、一体どれほどのカミキリ屋さんが波照間島まで
足を伸ばしているんでしょうか。
正直他に食指が動くような副産物も無いし、短い旅程の中でわざわざ日を潰してまで此処まで
来ようという人はやはり滅多に居ないんでしょうね。
さて、波照間でいざ採集しようとしても特段のポイントがあるわけではありません。
平坦でサトウキビ畑だらけ、植生に乏しい丘陵地が点々とあるだけの島です。
広い外周道路以外は標識の無い農道が不規則に張り巡らされているのでロストし易いのですが、
採集者はこの中を縦横無尽に動き回って自分のポイントを見つけていくしかないのが実態です。
まずハテルマヨナグニゴマフですが、種類としては普通種代表とされるもののこれが意外と数が
得難いんです。
採集が一般的な石垣島等のケースで考えてもらえばよいのですが、いくら普通種と言っても1日の
採集で見るのはせいぜい10頭以下ではないでしょうか。
波照間でもその感覚は同様で、本種を意識した採集を行ってもなかなか数は出せません。
畑脇等を間伐でもしてあれば多少は数を稼げますが、一般には枯枝や枯葉を伴った茂み等をひたすら
ビーティングするしか手はありません。
今回は特に少なく、伐採もほとんど無かったので相当に苦戦しました。
ヨナグニゴマフをそこまで渇望する採集なんて他に考えられるだろうか・・・
それに1センチそこそこの個体がザラの小型亜種なので採った感もあまり無いんだよなあ。

太い立ち枯れに止まっていた個体。
こんな風に何頭もベタベタ留まっていたら苦労は無いのですが・・・

一方、ハテルマタテスジドウボソカミキリの方は結構気が楽と言えます。
主なホストがススキであるため、目に付くススキを片っ端から叩いていけば良いわけですからね^^

エリトラの拡大。 基亜種を採り慣れていれば分かりますが、このように新鮮な個体でも斑紋は
かなり薄いです。
ただ波照間はススキ原の割合が少なく、数を得るには苦労すると心得ておいた方が良いですね。
それに本種は時期を当てるのが難しく、ちょっとズレルと不完品ばかりという事態が起こり易いので
注意が必要です。
良い株からは一叩きで複数が落ちることも^^

今回は割と鮮度が良く、完品の割合が高かったので嬉しかったですね^^
本種の需要はかなり高く、いつも多くの方から交換等のリクエストを頂きます。
今年は十分にご希望に答えられそうで肩の荷を降ろせました^^
波照間はのんびり出来るので好きな島の一つなのですが、今年はもう行く機会は無いかな。
タグ : ハテルマタテスジドウボソカミキリ, ハテルマヨナグニゴマフカミキリ
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昨日まで有人島では我が国最南端の島である波照間島へカミキリ主体の採集に行っていました。
波照間島は迷蝶の通り道となっているようで、最西端の与那国島ともに蝶屋さんはよく訪れる八重山の
島の一つです。
ところがカミキリは特産種が居らず、わずかに2亜種が記載されているだけなのでカミキリ屋さんは
まず行くことがないようです。
まあ、特産種を数種産する与那国島でさえ足を伸ばすカミキリ屋さんも滅多に居ないわけですから、
推して知るべしといったところでしょう。
かく言う僕も訪れたことがなかったわけですが、特産2亜種を自分で採集したかったことと、幾ばくかの
特化が進んでいることが容易に想像できる広域分布種の標本も多数欲しかったわけです。
今日登場するのは、波照間のカミキリ特産2亜種のうちの一つ、ハテルマタテスジドウボソカミキリです。
石垣・西表のタテスジドウボソに比べるとエリトラの縦筋模様が薄く、ぼやっとした個体が多くなります。
発生後期なので破損個体が多かったのは残念でした。
通常のタテスジドウボソと比べて斑紋が薄いのが分かるでしょうか。

石垣産でさえ漫然と普通の採集をしているとあまり数は得られませんが、波照間島は採集出来る
ポイントが少ないためかなり採り難い印象です。


今回はあまり多くの完全標本は残せませんが、次回のために幾つかのポイント開拓ができたのは
有意義でした^^
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