3月28日の当ブログ記事、カミキリムシの蛹のクイズ。
首尾良く成虫が羽化したので、正解を発表します。
はい、セダカコブヤハズカミキリでした^^(こちらは♂)
九州中部の九重山系のもので、正確にはフクチセダカコブヤハズカミキリです。

昨年秋に終齢幼虫を採集、菌糸カップに放り込み放置。
前蛹の状態で石垣島に郵送し、宿で保管している最中に蛹化、そして羽化したというわけ。
これも昨年のムモンベニカミキリのクイズと同様、「時空のねじれ」が作用したものです。

こっちは♀の新成虫。

ここでコブヤハズ類の飼育に興味のある方のために、セダカコブヤハズカミキリの幼虫と蛹のおさらいを
しておきましょう。下のリンクから幼虫と蛹の写真を閲覧できます。なんという親切設計^^
フクチセダカコブヤハズカミキリ幼虫
フクチセダカコブヤハズカミキリ蛹(♂・♀)
そして、この時空のねじれがドラマを生み出しました。
題して、親亀の上に小亀を乗せってえ~♪
九州本土高山帯の住人セダカコブヤハズ、そして春の八重山のみに息づくマツダクスベニカミキリ。
絶対に出会うハズのない両者のコラボが、安宿のちゃぶ台の上で実現した瞬間です!

セダカの上にマツダを乗せってえ~♪
(演出:ブログ主「自由人」)
昇天しつつある松田君、人生(虫生)最後の舞台が乗り心地の良い背高君とのコラボとはよもや
思いもしなかったことでしょう。

虫が採れずヒマだと余計なことばかり思い付きます^^
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カテゴリ : カミキリ
熊本県にはセダカコブヤハズカミキリの2亜種が居ます。
本種は起伏のある原生林の谷部のみに生息するため、既に森林面積の九十数%が植林となった
本県においてはピンポイントでしか見られません。
ただ、僕はそれらの産地をフィールドとして持っているため、幸運にも彼らに出会う機会がしばしば
あります^^
全国のコブヤハズファンから見れば、灰白色のフクチコブヤハズの南限産地、そして黒いタイプの
ソボセダカコウヤハズの北限産地を身近に持っているというのは贅沢なのでしょうね。
さて、この梅雨の間にまた彼らを面白い場所で見る機会がありました。
まずフクチセダカコブですが、昼なお暗い林道脇にあったキノコ類がびっしりと生えた割と細い
枯れ木に止っていました。
上手くキノコの間に隠れており、そうした生態は対馬亜種を思わせるものでした。


直ぐ隣にあった太い倒木の裏ではまだ交尾個体も見られました^^
暗いのでいずれもフラッシュを使用しています。

次は昼間に見つけた「無防備な」ソボセダカコブです^^
なんと太陽光の当る中、サルノコシカケの目立つ部分に、さも見つけてくれと言わんばかりに
留まっていました。
まあ偶然でしょうが、真っ白のキノコの上に真っ黒のコブが居ると大変目立ちます^^

コブはたまにこうしたトンチンカンな行動を取ることがあるのでますます憎めないですね。
ずっと見ていると、さすがに気付いて隠れ出しました。もう遅いのに^^
セダカコブって、走り出すと意外と速いんですよ^^

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