自由人 | 蝶・カミキリ・昆虫を楽しむ!(九州・沖縄を中心に)

超巨大なヤエヤマムネマダラトラカミキリ(2016.11.13)

たまたま目の前に石垣島のとある場所で採ったヤエヤマムネマダラトラカミキリが幾つかあるので、
今日はこれを取り上げてみます。
取り上げた理由は、八重山亜種の中でもとにかく超巨大だから^^

「ええ、こんなの居るのお、八重山亜種ってホントに本土産と同種?」
これが超巨大ヤエヤマムネマダラトラを現地で見た時の第一印象でした。
まずは単独で写真に収めてみます。


一見して本亜種としての特徴は見て取れますね。併せて言えば色調もかなり明るく感じませんか?
ちなみに、西表産の本亜種を幾つか組み合わせて撮ってみましょうか。

西表産はとりあえず大小2ペアを選んでいます。もうちょっと大小の幅はあるけど大体こんなもの。
ところが面白いことに件の石垣産、押し並べて巨大な個体ばかりなんです@@
特段に巨大個体を選んだのではなく、その付近で採る個体群は大体この程度の大きさなんですよ@@
(個体数は多くはない。)
さらに不思議なのは、そうした超巨大個体が出現するのはある地域だけで、石垣の他の殆どの場所では
上の西表産程度の変異が見られるのみです。

そして、これらに広島産の本土亜種を加えてみましょう。スケールも入れてね。
こーんなに違うんだから。


 
元々トラカミキリ系は大小の変異は大きい方で、本種の本土亜種の中でもその傾向は見られます。
トラカミキリは同種でも大小さまざま。
本件はその常識のレベルを超えちゃった例ではないでしょうか。

なお広島産を採った際にお世話になった知人によると、その場所のムネマダラトラは皆その程度の
チンケな個体ばかりと言われていました。ホスト(幼虫の食べ方も含む)、出現場所の雰囲気、
そして出現期など、八重山産と本土亜種とはまるで異なっていました。

体の厚みが決定的に違うので、深度合成して写真を撮っても下のようにピント合わず^^

亜種以上の違いがあるのではないか。
そうした「?」の部分の話はとりあえず此処では避けておきましょう。

本種に関しては、少なくとも特異的な個体群が出現する場所があると言えそうな気がしています。
数をあまり見ていない沖縄産や奄美産ももっと欲しいですね。
あ、八丈亜種もいつか採りに行かなきゃ・・・
本種の全国的なコレクションは実に面白そうです^^

11月1回目オークション出品(11月6日落札)から(2018.11.5)

11月1回目のオークション出品から10点のご紹介です。
究極の写真使い回し企画^^
とは言え、半分本気で標本写真、展足例等のご参考にお役立ていただければ幸いです。

屋久島産クロキスジトラ♀

石垣産ムネモンウスアオ♂

石垣島産リュウキュウチビ♂

与那国産オキナワサビ♀A-

西表産ヤエヤマホソバネ♂

屋久島産クロソンホソハナ♂A-

ニューギニア産ラグライゼアゲハ・ペアA

オーストラリア・QLD州産アエゲウスアゲハ・ペア(飼育)

インドネシア・イリアンTimika産蝶40頭A’~A”

インドネシア・WETAR島産蝶50頭A-~A’

ナンキコブと四国南西部コブを比較したりなんかして(2016.11.3)

11月に入り一段と冷涼な気候となってきましたね。
九州平野部でも遂に毛布を被らなくては寝られないほど朝晩は冷えるようになりました。
こうなるともう活動中の虫もほぼ居なくなり、今年の採集シーズンも終わったと言えますね。

今後はもう少しして「冬」の雰囲気が出て来たら、越冬中の成虫採集に出てみることにします。
詳しい計画はメルマガで触れますが来年までは南西諸島の長期遠征を続けるので、今冬までは
カミキリの材とかゼフ越冬卵などの飼育材料を抱えることが出来ないため勢い成虫で越冬する
タイプの虫しか狙えない状況が続きます。
これはこれで種類も結構あるので楽しいんですねどね^^

オークションの合間を見ながら、やっと自分の標本を作り始めています。
ここ四半世紀ほどはほぼ自らの標本を作製してこなかったのでとんでもない量のタトウや三角紙を
抱えていましたが、ようやく標本を作る気になってきました。
とりあえず目の前にあったタトウを開き、軟化展足したりアセトンで油抜きをすべき個体を選んだり
しているところ。

当ブログを始めて4年目となりますが、思えば自らのコレクションという意味での標本写真は
ほとんど載せたことが無かったように思います。まあ標本自体を作らなかったので当たり前か。
作ってきたのはオークションのためのものばかり。
よって今後は、標本作成時に多少は面白いかなといったものが出てきた折にそれらコレクションの
写真等も公開していこうと思います。

今日はたまたま開いたタトウ(中身は上の写真)に面白いものが入っていたのでちょっと
お目に掛けたいと思います。
紀伊半島の真正ナンキコブヤハズカミキリと一部で物議を醸した四国南西部の「シロナンキ」とか
いう奴です。

まずこれは紀伊半島産の真正ナンキの野外採集品で頂き物。採集者さんはしきりに「小さくてゴメン」と
言われていましたが確かに小さい^^(今度は大きい奴、お願い!)
でも、ナンキコブの特徴が十分過ぎるほどに発現した良個体です。感謝感謝。




これでもか、というくらいに翅端が張り出し(特に♀)、トゲの長さも十分。
これぞ「ナンキ」ですねえ。自ら採集に赴くのがとても楽しみです^^

次はナンキコブの特大飼育個体。上の野外品と♂♀同士を並べてみると翅端のトゲはやや短め
になるものの(これは偶然でしょう。個体差もあるし)ナンキコブの特徴はもちろん揺るぎません。
上の野外個体と♂♀それぞれを並べてみましたが、なんちゅうオバケな個体なんだろうか・・・




そして問題のシロなんとか。もうバカバカしくて名称も書きたくありましぇん。
ただこれら(飼育個体)がスゴイのは、上の飼育ナンキコブよりさらにデカイこと。
こりゃもうオバケを通り越して怪物ですわ@@
残念なのは♀がないことかな。

で、大きい♂を真正ナンキの飼育個体♂と比較してみたのが下の写真。
超大型個体、しかも共に美しい飼育個体なのでそれぞれの特徴が一発で分かります。


横から見てみたのが次。さらに違いがはっきりと判ります。
こんなの、何故同じ「ナンキ」という言葉で一緒くたにしようと思ったんだろう・・・



もう違いは明らかだけど、面白いのはコブ状の隆起の具合で、これほど違うのかというよりも
四国南部産のコブ隆起、いわゆる「ヒップ」がキュッと上がっていて、かつ締まってスマートである点。
なんとなく凹凸にメリハリ感がありますね。
一方の真正ナンキのヒップはでぶっーとして左右に張り出しています。
言わば西洋人と東洋人のお尻を見ているような錯覚に陥ってしまったのは不覚、でした。
色もホワイトとブラウンだしね^^
一見して「人種」が違うんだから、まあそういうことでしょう。

シロなんとか。肯定できるのは「色白」だけだったという個人的見解でした。
見解・意見には個人差がありますからね。別次元の資料を持ち、そうは思わない方が居ても当方は
特段気にはしません。確か四国南東部のクロなんとかというのもありましたが、いずれ採集に赴き
標本を増やして比較して楽しんでみましょう^^
地元九州のセダカコブはもちろん各地標本も見て自分なりに研究していましたが、採集自体は
後回しにしてきたのでコブ採集は再来年からの地元回帰活動の大きな楽しみであります。
(ただし、フクチlongicornisはあまり好きではない。ソボgrossus(特に黒いタイプ)・命です^^)

セダカコブはスポットスポットでの地域変異が大きい虫なので、あちこち産を大量に飼育したりして
バラ撒くのも楽しそうだなあ^^
もちろんヤクコブやツシマコブ、南限クロコブなんかもやりますよ。

蛇足ですが、近々出るとされていた「コブヤハズ図説(仮称)」でこのシロなんとかがどのように
位置付けられるのか非常に楽しみだったのですが、この本の執筆者が最近他界されてしまいました。
この方、月刊むし誌上では通称とはしながらもしっかりシロナンキ、クロナンキと言葉上は
これらの存在を肯定されていましたからね。研究者がナンキと書くからにはナンキ亜種と
見なすということですから、どうなるのかとても興味深々だったわけですが・・・
いずれにしてもコブ図説の発刊が楽しみであります(後継者の方々、ご苦労様です)。

ということでオフでもあり、前段にも記したように今後はコレクションの写真も載せていこうと
思いますので何か取り上げて欲しい題材があれば、参考にさせて頂くのでお知らせください。
(メルマガ読者の方に限られちゃいますが^^)

新ポイントのレインボーセンチなど(2016.10.26)

秋晴れの続かない今年の秋ですね。
九州地元はここ暫く雨やどんよりとした空模様ばかりだし、気温も次第に低くなっています。

まだ越冬準備に入る虫は少なそうだけど、種類数も含め虫採りは益々厳しくなって行くこの頃。
自宅の庭では例年秋遅くに見るウラギンシジミやイチモンジセセリあたりがちょろちょろしています。
このまま虫事もストーブ・リーグに突入していくんでしょうね。

で、先日回収してきたレインボーセンチのおしめ替え時に撮影した風景。
まずはその時の阿蘇連山の様子。噴火の噴煙はもう収まっているようだけど、この時も天気はどんより。
すっかり秋めいた阿蘇の表情です。山肌の草原の緑も心なしかやや薄く感じます。
(冬は草が枯れて山肌が褐色となる)

おしめ替えの方法は以前に当ブログで数回紹介しましたね。
下は新たなおしめ入りタッパーと一時回収用100均カゴに入ったレインボーたち。

これは僕が得意とする、南阿蘇(南外輪山)の一角の最美タイプ。
様々な色が濃く発現し、オオセンチの赤も混じっているのでとても煌びやか。
こんなのがいつも見れるシアワセ^^

次が重要。ヒミツの新ポイントのもの。
これは最も標高の低い、かつ市街地に近いカラフルタイプのレインボーです。

正直、こんな低標高かつ人家に近い所にここまでカラフルな一群が居るとは思いも依りませんでした。
勿論上段の南阿蘇の最美タイプには適いませんが、十分過ぎるほどにカラフル。

再来年辺りから現在の長期遠征型活動を見直し、地元回帰型活動に戻るためこうしたこれまで
目を向けられなかった隠れた産地を掘り起こしていきたいと考えています。

もちろん、カミキリなど他の甲虫や蝶などもね^^

10月4回目オークション出品(10月23日落札)から(2018.10.20)

今年はどうも秋晴れが続かず、あまり気持ちの良い「秋」ではないですね。
もともと虫が少ない年に加え、天気が悪く気温もいきなり低くなったことから今秋はいきおい
採集への出撃回数がガタ落ちとなっています。
まあね、ここ6~7年は夢中で虫を追ってきたので、静かにしている秋~冬があっても良いのかもね^^

というわけで、またまた現在進行形のオークション出品から10点のご紹介です。

鹿児島産ムモンチャイロホソバネ♀

熊本産キュウシュウヘリグロホソハナ♀

小笠原母島マルクビヒメ2♂

熊本産「白化型」イタヤ♂A-

熊本産「黒」センチ3頭

熊本産クロカメノコハムシ

ラオス産美麗カミキリ

タイ産オオクジャクアゲハ♀A-

タイ産昼蛾12頭

ペルー産蝶50頭A~A-

今年初めてのレインボーセンチコガネ回収(2016.10.15)

阿蘇山が噴火する直前に仕掛けていたレインボーセンチ用のトラップを先日確認してきました。
今年の虫の不猟はレインボーにも及ぶかなと危惧していましたが、それほどの影響も無いようで
一安心した次第。

ただ、トラップ敷設直後に二日雨が降ったこと、そして急に冷え込んできたことから十分に満足する
個体数が得られなかったことは残念です。
成虫越冬する虫なのでこれからの捕獲もまだ可能ですが、朝晩のかなりの冷え込みを鑑みると
セダカコブヤハズと同様にあまり深追いはしない方が良いかもしれないな。

風向きの関係で火山灰がアッチに行ったので、トラップを仕掛けたコッチは被害を免れました^^
ここは僕が得意とするレインボーセンチの最も美麗なバラエティが発現する南阿蘇のポイント。
ちなみに、ここに限らず阿蘇方面に行くには4月の熊本地震で本来の公道が未だに通行出来ないため
面倒な峠越えを強いられている状況です。
地元民の僕はともかく、他県の採集者なんかまず来ていないでしょう。

どれどれ。
あまりレインボーが入った形跡が無いなあ、と思いながらトラップをあばいていくと・・・

まずはグリーン系の個体が。どの産地もそうですがグリーン色が最も少ないようです。

次いでブルー系。あ、ちょっとツートンが入ってる^^

そしてパープル系も。

さすが様々なバリエーションが出るポイント、1年振りに見る野生のレインボーに胸が躍ります^^
まあね、もうちょっと数がホイホイ出てくれればもっと嬉しいんですねどね。

思わずニンマリしてしまう場面。この時期でも暖かい日が続き発生が良い年だと、こうした場面が
金太郎アメ状態になることもあります。展足に嬉しい悲鳴をあげることになりますが、2012年が
そうだった以外は最近あまり調子良くないよなあ。

なお今回、初めてレインボーの交尾場面を見ました。センチ類の交尾写真を見た記憶がありませんが、
意外と詳細はあまり知られていないのかもね。生態史だってあまり分かっていないようだしね。
そうだな、地元重点採集に戻る再来年あたりにセンチ類の生活史調査なんかもやってみよう。
幼虫や蛹の写真も紹介出来そうですね^^

この場所ではこれまでに無い色合いのものが出ていたり、自宅からかなり近い優秀なポイントを
発見したりしてもいるので、その様子は追ってアップする予定です。

落石に道を阻まれ・・・の巻(2016.10.13)

なんとかビーティングが出来るかなというところまで腰痛が回復したので、今季初となる
黒コブ(ソボセダカコブヤハズ九州山地以南型)叩きに行ったものの・・・

もうすぐポイントという寸でのところで路肩がハデに崩落、ときたもんだ。

小石なら素手で退かせるけど、これは重機が無けりゃとても無理。
行ったけど、行かなかったシリーズと相成りました。
コラ、石。ガソリン代2千円返せ、わいわい。

このまま帰るのも癪なので適当な所を叩いてみましたが、コブはおろかツチイロフトヒゲも落ちず。
いつもは多いゴミムシやらカメムシ、ヒサゴゴミダマ等すら落ちましぇん。
やはり遠征帰還後から感じていた九州本土の虫の不作振りは秋も続いているみたい。
大丈夫と思っていた腰痛も実際に動いてみるとあまり芳しくないので、今後のことも考えて
今季のコブヤハズ叩きはこれ以上行わないことにしました。

まあ、ええわいな。
再来年辺りから地元回帰の採集活動に入るので、コブごときなぞ(勿論各地ね^^)いっぱい
シバイテやりませう。飼育もガンガンやるしね^^

10月3回目オークション出品(10月16日落札)から(2018.10.12)

現在出品中の10月16日締切(落札日)のオークション出品から10点のご紹介です。

屋久島産カスリドウボソ♀A-

波照間産イマサカドウボソ・ペア

鹿児島産オオスミヒゲナガ・ペア

鹿児島産モンキタマ3頭

熊本産ミヤマナカボソタマ・ペア

タイ産大型タマムシ7種7頭

西マレーシア産シコラックスハゲタカアゲハ・ペアA-~A’

オーストラリア産 Ogyris genobeva duaringa ペア(飼育品)

WETAR島産蝶50頭A-~A’

ランカウィ島産ムラサキシジミ類100頭以上A-~A’

クイズにも使用した、ムモンベニカミキリ脱出枝について(2016.10.10)

今日は構想から7カ月掛かったネタです。
今季の長期遠征の最中、西表島からこんなクイズを出しました。

(参考)今年3月31日の当ブログ記事
「クイズの種明かし、および重要情報」

冬に採っていたムモンベニカミキリの越冬前蛹が持参先の西表島で早目に成虫となり羽脱したため、
暇潰しも兼ねて(実は本日のネタ仕込みも兼ねて^^)記事にしていました。
あれからもう半年以上も経ったのかあ。歳取るの早いはずだ。

クイズの結果詳細は上のリンクを見て頂くとして、今日書きたいのはムモンベニ幼虫がカシワの枝に
どんな食痕を付けるかです。
下の写真が羽脱した1年枝の全容。二年枝との付け根部分から切り取っていますが(右側)、
切り口から5センチ程度の部分に脱出口があります。

ちなみに、これが幼虫が切り落とした先端部。幼虫は1年枝を衰弱させながら中空にしつつ
このような形で先端を切り落とします。場合によっては切り方が甘く完全に切り離されずに
先端部が表皮の一部分で繋がりぶら下がっている場合もあります(その場合探し易い)。

枝の表面には脱糞口があり、ここから木屑を全て排出、内部は中空に保たれます。

そして、その枝を割ったのが下の写真。
トンネルの前後に木屑を詰め、蛹室にしているのが分かります。


左端が2年枝との付け根部分(この部分は半枯れ状態に保たれている)ですが、蛹室はこのように
2年枝寄りに作ります。場合によっては蛹室が2年枝に入り込んでいる場合もあり、付け根部分で
切ると前蛹を真っ二つというケースも実は多いのです。
よって1年枝の切り取りは注意を払いながら行う必要があります。

昔は「あー、また幼虫切っちゃったよ。ま、いっか」という位に個体数が多く楽しく材採りが出来ましたが、
これまでの記事で触れてきたように大分県飯田高原の有名産地周辺では、実質的にムモンベニは絶えた
というのが九州の虫屋の間でのコンセンサスでした。

そうした中での再発見。
しかし、上のブログ記事に書いたように確認できたのは僅か数頭のみでした。
一応今冬も様子を見てきますが、アレが最後の採集実績となった、というオチにはならないことを
祈るのみです。

クイズ正解者によりこの度のオークションでポイントが使われたので、やっとネタとなりました。
(これが履行されないと3月31日の記事がウソになっちゃうからね^^)

阿蘇山、レベル3の噴火が発生@@(2016.10.8)

ブログにも上げたばかりですが、僕は昨日の昼過ぎまで糞虫関係の採集で阿蘇山周辺をウロついて
いました。
ところがその夜半過ぎ、阿蘇山中岳がレベル3の爆発的な噴火を起こしたとのこと。
噴火の近くには居なかったので命の危険はなかったとしても、昼間に爆発していたらさぞタマゲタ
だろうなあ。
なお阿蘇山で爆発的な噴火が観測されたのは、36年前の昭和55年以来だそう。

特に昨年あたりから阿蘇山の噴火が活発になっていますが、心配なのはかつてのダイコクコガネの
多産地の牧場。
2012年までは採集が合法だったので他県の採集者も頻繁に訪れていたものです。
今思えば幸せな時代でしたねえ。近くの噴火火口からたなびく薄い噴煙を眺めながら(当時はここが
大規模噴火するなんて思いもよらなかった) 、広大な牧場を縦横無尽に歩き回ってショベルで
ドカチンやりながら健康的に大黒様を掘り出す至高のひととき。
あれはもう既に過去のものとなってしまったんだなあ・・・

(参考)3年前の元旦のブログ記事から
今ここに立ったら命は無いでしょう・・・

僕も採集規制が掛かった2013年以降は訪れていませんが、昨年からは噴火も活発となり
近付くことすら出来なくなっています。
口蹄疫発生以降は牛の数も減り噴火の危険がつきまとうとなると、牛の飼養者の高齢化も相まって
其処にはもう既に牛は全く居なくなっているかもしれません。
糞虫王国と言われた熊本の採集事情も刻々と変わってきているわけです。
こんなことは僕が発信しなければ県外の虫屋さん達には気付いて貰えないでしょう。

8日未明、気象庁が捉えた中岳第一火口の爆発的な噴火(ウェブより拝借)。
すんごい・・・

半日前の昼間はこんなに平和だったのにね。
山並みの山頂部の一つが噴火し、ダイコクコガネの牧場はその真横にあったというわけ。

火山灰も降っているようなので出来れば阿蘇周辺には行きたくないのですが、昨日レインボーセンチ用の
トラップも掛けたばかり。ああ回収が憂鬱。第一、行けるのか(泣)。

これから命掛けの糞虫採集が続くのだろうか・・・

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