自由人 | 蝶・カミキリ・昆虫を楽しむ!(九州・沖縄を中心に)

シルビアシジミ2齢幼虫、回収終了(2015.11.5)

数日前に触れたばかりですが、2齢となったシルビアシジミ幼虫の回収が終了したのでとりあえず
報告しておきます。

その方法は、母蝶が産卵したミヤコグサを摂食中の幼虫を、小さなポットに植え込んだ新たなミヤコグサ
に自力で乗り移らせるもの。元のミヤコグサはほぼ食い尽くされているので幼虫達は瑞々しい方へ
喜んで移動して来るわけです^^

予備のミヤコグサが一株しかなかったので、近くの河原からマメ科のシロツメクサを採って来て一緒に
使いました。
それらをそっと白い紙の上に置き、指で葉っぱをちょんちょんと突くと・・・
ポロポロと小っちゃな可愛い幼虫たちがこぼれ落ちてきます^^


夜間の卓上電灯の下なので写真がちょっとぼけてしまいましたが。
下は齧られたシロツメクサの葉上の幼虫たち。よしよし、しっかり育ってる^^

これらを代用食の縦割りしたインゲン豆の上にパラパラと蒔いていくわけです。
幼虫達が一度に新たな食草に移動するわけではないので、数日に渡り毎日この回収作業を繰り返し
ました。


幼虫の全体数としては三桁は確保出来た模様で、多過ぎることも少な過ぎることもない、まあ妥当な
数だったかな。
生育の過程は折に触れて報告する予定です。

再びキノコを混ぜ混ぜ^^(2015.11.4)

先日、西表島で採ってきたイリオモテコブスジツノゴミダマが入ったサルノコシカケ様の盤状キノコを、
熊本県高地のヒメコブスジツノゴミダマが入った新しいキノコと混ぜた記事が以下。

前回の混ぜ混ぜ^^

あれから一カ月半ほど経ったので、ちょっと様子を覗いてみました。
すると・・・

イリオモテコブスジツノゴミダマは当初入っていた西表のキノコを食い尽くし、ちゃんと熊本高地産の
キノコに食い入っていました。よしよし^^
この時期にも成虫が多数見られるので、本種は周年ダラダラと途切れなく発生している虫と言っても
良いのでしょうね。

同様に元々それに入っていたヒメコブスジツノゴミダマもちゃんと確認出来ました。
基本的にそれぞれのコロニーが混じることは無いようですが、同居は上手くいっているようです^^
そして第三のゴミダマ、クワガタゴミダマがちゃっかり繁殖しているのも確認。

そして再度、これらを新たなキノコと混ぜ混ぜしちゃいました^^
移住先のキノコがあまり大きくなかったため、暫くするとまた殆ど食い尽くされてしまうと危惧しての
ことです。

新たに九州脊梁山地から取ってきた大きな盤状キノコ。相当に大きいので、来シーズンの長期遠征が
終わるまで放っておいても大丈夫でしょう^^

これらに現在のゴミダマ入りキノコを混ぜ混ぜした状態。
少し条件を変えて、一応2セット作っておくことにしました。


後はイリオモテコブスジツノゴミダマが本土の真冬の寒さに耐えられるかだな。
メンドイので保温処理等するつもり一切無し^^
まあ、本土とは言っても九州平地なので大丈夫でしょう、とタカを括ることに。丈夫な奴らだし。

とりあえずどんどん増えてね。
メンドイから放っとくんだけど^^

ストーヴ・リーグに突入(2015.11.3)

11月に入り、成虫採集としては若干の越冬物、そして幾つかの蝶やカミキリ等の飼育材料を採りに
フィールドへたまに出る程度となりました。
これからはマイ・コレクションの充実やオークション、来シーズンに向けた体力作りといった、いわゆる
ストーヴ・リーグ(つまりシーズンオフに片付けるべき諸々)に突入していきます。

そろそろ中盤に入ったオークション(僕の出品は来年2月まで)にもドライブが掛かって来ましたねえ。
下は一昨日の落札分のうち、早々とご入金を頂いて発送する分。

当日は30名のご落札があり、昨晩のうちに20個近くのパーセルが作れました(疲れた・・・)。
昨シーズンの最後のオークションでは過去最高の50名(!)のご落札がありましたからね^^
オークションも年末年始、来年2月の最終へ向けてこれから佳境に入っていくことになります。

パーセルの横にあるのはスポーツ・ジムのトレーニング用品が入ったバッグ。
郵送を済ませるといつもその足でスポーツジムへ向かい、週6日、毎日800キロカロリー消費
(時間にして2時間強)をノルマにしています。
簡単に言いますが、辛いですよこれは。採集から帰っても「歯を食いしばって」行きますから@@
ウェアは勿論、厚めのタオルも搾れるほど大量の汗が滴ります。正直、真昼のジムで真冬でも大汗を
かいているのは僕くらいなもの。

でも9月から再開したジム通いで、僅か2カ月で既に5キロ以上の減量を達成しました。
食事療法も同時に行っているので、波に乗ると1週間に1キロ近くは着実に落ちていきます。
メタボの人(企業戦士だった頃の僕もそうだった)には信じられないでしょ^^
今年は早々とベスト体重に近付いているけど、来月の健康診断までにあと1キロほど(楽勝^^)、
そして長期遠征に出発する来年3月まではこれを維持しつつ体力の増強にも取り組む必要。

此処例年、長期遠征中に必ず5キロ以上は体重が増加するのでシーズンオフに元に戻すという作業を
繰り返しています。半年交互に5キロも増加、減量を繰り返すのは体に良くないのは分かっていますが、
遠征中は食生活がメチャクチャになりどうしても高カロリーのもので済まさざるを得ないケースが
多いので仕方ないんですよねえ。
確実に減量したい方はどうぞご遠慮なくご相談を(きついけどね^^)。

これからは毎週のオークションの間を縫って、現在飼育中のシルビアシジミ幼虫の世話、自らの
コレクション作成そして交換等、 オフとは言えてんてこ舞いの時期となります。
今月中旬には恒例の九州虫屋連絡会が大分県九重高原であるし、年を越したら大阪のフェアにも
一度顔を出さなければなりません(2月の竹○フェア。)

まあ何より大変なのは高レベルのオークション出品を続けていくことなんですけどね。
全力で出品するのは今季が最後のつもりで頑張ります^^
(来年からのオークションでは出品回数や出品数を絞っていく予定です)

シルビアシジミ若齢幼虫、回収中(2015.11.1)

母蝶からの採卵が終了し暫くそのままにしていたシルビアシジミの人工採卵装置から、孵化した
若齢幼虫の回収を始めています。

紙コップに植え込んだミヤコグサを、幼虫の食痕の多数付いたミヤコグサに被せているところ。
こうしておくと、幼虫は自力で新しい葉に移って来ます^^

この状態で数日置き、やや大きくなった2齢幼虫を手際良く回収するというわけです。
今秋は糞虫採集や標本の在庫整理等で忙しく、産卵数も殆ど確認していなかったので一体どれほどの
幼虫を抱えているのか全く見当がついていません(それほど多くはないはず、だが)。

さて、これからどれくらい飼育することになるのでしょうか・・・
多過ぎると大変だし、少ないとつまんないし。

10月4回目オークション出品から(2015.10.30)

現在オークションに出品中の虫を紹介するコーナーです。
今週もその中から十数点をピックアップしています(11月1日入札終了)。

種子島産ルリヒゲナガコバネ♂

屋久島には毎年あれだけの虫屋が訪れるのに対して、隣の種子島には一体如何ほどの人が行って
いるのでしょうか。その差が歴然なのは容易に想像出来ますが、その最大の理由は特産種や特産亜種が
極めて少ない事です。屋久島の最高標高が約2千メートル(なんと九州一@@)なのに対し、種子島の
それは3百メートルにも満たないのです。これじゃ、虫も特化し難いでしょうからねえ。
カミキリ唯一の特産種が本種で、近似種の奄美のコバルトヒゲナガコバネと同様にカラスザンショウを
ホストとします。
本種が入っている材を探すのは結構難しく、 現地生息域にはカラスザンショウの数も多いため
なかなか「当たり」には行き付かないのが現状。
底値も底値なので毎回必ず落札されますが、種子島まで行くのが一体何人居るのかと・・・

熊本産シロイタヤ極小タイプ2♂

九州のいわゆる「シロイタヤ」、大きさは本州物と基本的には変わらないのですが、僕の庭たる阿蘇の
一画にはちょっと変わった一群が居ます。
其処でのホストたるヤナギは高さがせいぜい腰丈ほどしか無く、根元でも直径は1センチ強。
このヒョロヒョロと伸びた細いヤナギに依存するシロイタヤは必然的にマイクロサイズとなるのです。
標本に当てたスケールを見て驚く人も多いはず。この極小シロイタヤ、希少性も高いため僕は滅多に
オークションにも出しません。

熊本産ベニハンノキ・ペア

これも何故か阿蘇周辺で特化してしまったカミキリの一つ。阿蘇のハンノキカミキリは多少なりとも
エリトラに朱色が発現し、俗称「ベニハンノキ」と呼ばれます。明らかに本州産と比べて小型の個体群
でもあり、屋久島のオオヨツスジハナカミキリと並んで亜種とされないのが不思議です。
そしてベニハンノキの価値を決めるのが朱色のグレードと言え、もちろん全身「真っ赤」となるのが
最高峰とされるわけです。
ところが、出ないんですよ。そこまで真っ赤な奴はなかなか。写真の♀はそこそこですが、♂の方は
ほぼ真っ赤の最高グレードです^^ 羽化品だけに最美でもありますねえ。

熊本産ヒゲナガ♂

これ、関東辺りのバカバカしさを連想して貰っては困ります。
大学生時代、東京の裏高尾(高尾山の裏側。日陰沢のこと)にオフロードバイクでよく通っていましたが、
ある年、台風でモミの大木がバタバタ倒れたことがありました。夏に其処へ行ってみてビックリ@@
大小様々のヒゲナガカミキリがそれはもうウジャウジャと這い回っていたものです。僕の標本箱に
鎮座する特大3♂はその時に採ったもの^^
翻って九州で本種と遭遇するのは至難の業で、僕はUターンして8年目になりますが九州の山で
本種を見たのは僅か2度のみ。こっちではかなり貴重なカミキリなんです。

熊本産ダイコクコガネ特大2♂

某図鑑には本種の最大値が34ミリとなっていますが、あれはねえ・・・
僕はこれまで通算で数百頭は見てきたし、他の人からの情報も加味して考慮すると実際の最大値は
30ミリちょっとというところでしょうね。31ミリオーバーくらいまではいくかもしれません。
この2♂は27~28ミリとかなり大きく、今では貴重なサイズと言えます。
ちなみに、糞虫類は展足(特に後脚符節)が決まり難いんですよねえ。

西マレーシア産マレーテナガコガネ・ペア(♂64㎜)

僕は2002年までの3年間、シンガポールで駐在員として働いていました。
その際に余暇を利用してマレーシアのキャメロンハイランドによく通いましたが、懇意にしていた
標本商から大型個体を含む幾つかを入手出来ました。
オークションに毎年1~2組出品していますが、そろそろ出せる在庫が無くなってきたなあ。
さすがに最後のマイコレ分は出せないしね^^

タイ産大型タマムシ8種8頭

東南アジアには美麗大型タマムシ類が数多く居ますが、それぞれを標本商やフェアで個別に購入
するとかなり高額になります。
当セットは珍美のカザリルリタマも入ってなんと底値1500円^^

インドネシア・スマトラ産クギヌキフタオ♂

このクギヌキ(デハーニー)フタオ、東南アジアの全フタオチョウの中では最も人気の高いものでは
ないでしょうか。
丸く湾曲した釘抜き状の尾突、毒々しくも妖艶な裏面色彩(勿論表も素晴らしい^^)、そして珍品度。
昔からコレクターの本種への訴求熱は相当のものだったようです。
僕は苦労の末にジャワ産とスマトラ産の両亜種を入手、比較的余裕のあるスマトラ産を時々出品
しているというわけです。

ペルー産蝶類





僕は基本的に日本から見て、地球の裏側の虫にはシンパシーを感じない(否、感じないように努力
してきた^^)のですが、誘惑に負けてやはり南米(ペルー)の蝶達も集めてしまいました。
これまでのオークションではペルー産蝶はほとんど出してこなかったのですが、今週分から少しずつ
出品することにしました。
今週の15点ほどから数点ご紹介しますが、僕が購入したペルーの蝶の標本は驚くほど品質が良く、
写真からもお分かりの通り翅はほぼA級品ばかりです。
もちろん全てがそうというわけではなく、購入標本の品質は相手方やロットに大きく左右されます。
粗悪なものを掴まないよう、出来るだけ情報を吟味し、分析し、実際に相手方(標本商)とも交流を
深めることが重要となります。

あー、また書き過ぎた・・・
別に此処での苦労が報われるわけではないけど、こだわりの逸品を出品していますからね。
どうしてもこうなっちゃうんだよなあ。
次回こそ、さらっと。

ススキの穂が揺れる、秋の阿蘇連山(2015.10.29)

カラカラ天気の秋晴れが続き、セダカコブヤハズのような辺りが湿っていないと数が採り難い種類は
早々と放棄して、主に阿蘇方面を攻めていました。
ずっと気温が高目だったので、レインボーセンチをはじめとした秋の糞虫類はかなり楽しめました^^

ススキの穂ばかりが目立つようになった高原から見る阿蘇連山。
一面の穂が揺れている風情を見ると、何か物悲しく感じるのは僕だけでしょうか。

九州地方も昨日の久方振りの雨を契機に気温がぐっと下がり、今日からは平野部でも最高気温は
20℃そこそこの日々が続くようです。
阿蘇高原では勿論もっと下がるので、虫採りシーズンは完全に終了。
後は、大分県九重高原で来月開催される九州虫屋連絡会参加時に通過する際にちょっと採集したり、
来春の長期遠征開始までにオオムラサキの越冬幼虫や各種ゼフ卵の観察等にちょっくら訪れたりする
程度でしょうか。

9月14日に甚大な噴火を起こして警戒レベル3にまでなった阿蘇中岳。
あれから約1月半が経ち、噴煙は小康状態といった感じでしょうか。

別方向から。
この日の噴煙はやや薄かったものの、帯状にかなり広範囲に流れているのが分かります。

観光地たる阿蘇中岳火口への登山ルートの一つ。
当然ながら通行止めの警告が。

少し上がってみると、7キロ先までしか行けない旨の看板が。
遠くに薄く見えるのが阿蘇連山の稜線です。

もう一つのルートを登ればかつてダイコクコガネの一大産地として一世を風靡したポイントに近い
観光地までは上がれるようです。
2013年に熊本県のダイコクコガネが採集禁止になって以降は現地に行っていませんが、今回の
大噴火の動画や航空写真を見るとダイコクの産地も甚大な影響を受けたのは容易に想像出来ます。
もう牛の放牧も出来なくなっているかもしれませんね。

まあ、阿蘇と言っても広いですからね。
来年も長期遠征から戻る夏以降は、また十分に楽しませてもらおうと思います^^

糞虫の簡易回収容器にはペットボトルが便利(2015.10.28)

僕のように大量採集している人間はともかく、一般に糞虫と言えば虫屋さんでも実際はあまり触りたくない
存在なのではないでしょうか。
僕なんて回収専用の大型タッパーを幾つも持っているのですが、糞まみれの虫を入れるタッパーなど
持ちたくないのが普通の感覚だと思います^^

では、気の迷いで(?)糞まみれの糞虫を採りたくなったら、あるいはそうしたシチュエーションに
遭遇してしまった時はどうしましょうか。
そんな時に頼もしい援軍となってくれるのがペットボトルです^^

採集中の車内とか、その辺に転がってますよね、ペットボトル。
わざわざ回収容器代にお金を使う必要なんてありません^^
僕のように大人採り(^^)するなら別ですが、センチコガネ10頭程度なら500ml容器が1個あれば十分。

僕はいつも2ℓのダイエットコーラを箱買いするので、我が家にはこの空ボトルが常に大量にあります。
今回はこれを例にとってお話します。
2ℓボトルならセンチコガネ30頭でも楽勝ですよ^^

まず、空ボトルにはティッシュを数枚詰め込み、その後新聞紙を細長くねじって差し込みます。
口が狭いのでこの作業は面倒ですが、無料のリサイクル容器なのでここはガマンしましょう。
そして水を少し回し入れて、虫体の汚れを取り易くします。
こんな感じ。

後は汚物まみれの虫をこの中に放り込んでいくだけ。摘まむのはさっき食べたコンビニ弁当の箸でOK^^
この作業もやり難いですが、まあガマンガマン。なにせタダですから^^

採った翌日の状態。この2ℓ容器の中には20匹くらい入っているかな?
中で虫が動き回り、新聞紙等が細かく粉砕されています。この過程で虫体が綺麗になるという寸法です^^
虫体をより綺麗にするには、中の「おしめ」をあと1回は替えてやる方が良いでしょう。
おしめ替えの様子は、また別途解説の予定です(タッパー容器の場合)。

容器の機能をフルに生かすため(空間を広く使うため)、ペットボトルは横倒しておく方が良いです。
立てておくとこのように虫が底に溜まってしまいますから。

なおペットボトルは密閉状態になるので、大量に虫を入れると酸欠で死んでしまいます@@
お腹の中がある程度はきれいになるまで生きていてもらわないと困るわけです。
よって、このような細かい穴を何か所も空けておきましょう。

中の虫を採り出すときは、カッターで輪切りにします。

空ペットボトルは他の虫にも色々と応用出来ますね。
使用済みのペットボトルは踏み潰して選別袋に入れ、所定のゴミの日に出しましょう^^

レインボーセンチ、今年はマイコレ残るだろ^^(2015.10.26)

予報によると長かった秋晴れも一旦今日で終わるようで、明日は久し振りに九州一円も雨模様になる
ようです。感覚的にはほぼ一カ月近く晴れの日が続いていた感じ。

また気温も高めだったおかげで、好きなレインボーセンチの採集にも精が出せました。
下は8カ所分を回収した日の様子。

これは自宅から近い、一つの「最美タイプ」ポイントの個体群。
毎年在庫がほぼ無くなるけど、今年はマイコレが残せそうです^^

秋の糞虫採集も一段落、これからはオークションやマイコレ整理にようやく本腰が入れられるように
なりそうです^^

あ、展足が・・・

死んだフリが好きなレインボーセンチコガネ(2015.10.24)

レインボーセンチ採集中の一コマ。
連中を摘まむと直ぐとる死んだフリ作戦。作戦になってないよ^^

手足(手足か?)を伸ばしてバンザイ体制。トコトコ逃げ出さないので好都合。
ブブブとか言いながら固まっています^^
レインボーセンチは腹部も綺麗で愛らしいんだよなあ。

10月3回目オークション出品から(2015.10.22)

只今出品中のオークション出品から(今月25日最終)。
採集がまだ忙しく毎週50点程出品するのがやっとという状態ですが、今週もその中から幾つかを
ピックアップしてご紹介します。

石垣産ヤエヤマヒオドシハナカミキリ♂

かつては偶然に採れるといった極珍のカミキリでしたが、発生地の空間を根気強くルッキングしたり、
茂みをスウィーピングすること等で個人的には少数ながら捕獲出来るようになりました。
現在はオオヒゲブトハナムグリのポイントで比較的初心者の方も採っておられますが、見ていると
やはりオオヒゲブト人気による人海戦的(つまり人が多いだけ^^)に偶然採れているというのが現状です。
現地にはウロの空いた立木が多過ぎ、発生木探しは本土のパラナスピア(ヒオドシハナ)のようには
全くいきません。

熊本産キュウシュウヌバタマハナカミキリ♂

九州産は生態が面白く、疎林が点在する草原地帯に現れます。本州産が基本的に森林帯に生息
しているのとは好対象です。
九州内でも極めて局所的で、一般的なのは当該標本の産地くらいでしょうか。そこでも近年は殆ど
採れていないようです。
写真のように九州産は触覚が長い特徴があり、この個体は極めて大型です。

熊本産コヨツスジハナ2♂

九州産のハナカミキリ類は関東辺りのものと比べると大なり小なり変わっているのですが、本種も
違いが分かりやすい種類です。
一見して小型で寸詰まり(当写真は縦倍率がやや高いのでちょっと細長く映っている)。斑紋パターンも
やや異なり、写真のような黒化型が比較的出ます。
かつて関東の方から、「九州産の普通種たるコヨツスジハナが欲しい」とリクエストを頂いたのですが、
本州産はそうであっても九州産は極めて局地的な少ない種類です。何しろブナ帯が薄いですから。
当たらないと二桁は採れませんし、採集者の多い宮崎県白岩山産を除くと他産地のものが出品
されるのは珍しいと思います。

福島産ヒメシラオビカミキリ♀

オークションにはこれまで度々出品して来ましたが、なかなか人気があるようです。
一般には採り難いからだと思われますが、確かに基本的に針葉樹の落ち枝を地道にビーティング
するしかない種類なので個体数を得るのはほぼ不可能ではあります。
本品は南会津地方のヒメコマツ伐採枝から羽脱した美品で、残念ながら有名だったその土場も今では
無くなってしまっています。出せる在庫もほぼ無くなってきましたねえ。

奈良産カスガエゾトラカミキリ♂

エゾトラカミキリの奈良県春日山亜種として有名です。本種は既に採集が規制されているので新たに
入手する術がなく、僕も出品出来るのはこの不完品のみ。不完品でも欲しい人は居るでしょうね。
それにしても、何故本種は春日山塊のみで亜種化を遂げたのでしょうか・・・
原亜種に比べて黒と白の斑紋のコントラストが強く、存在感のある亜種ですね。

熊本産キュウシュウツヤハダクワガタ・ペア

このところ九州脊梁山地での朽木崩しをかつてほどはやっていないせいもあるのですが、ツヤハダの
九州亜種の幼虫や新成虫をとんと見なくなっていました。
東京で暮らしていた頃は山地で赤腐れ材を崩すとそれなりの頻度でツヤハダが入っていたものですが、
九州産は全く甘くありません。第一、赤腐れ材が見つからない(特に有名産地では)・・・
今後はますます入手が難しくなってくるかもしれません。

種子島産イカリモンハンミョウ・ペア

以前に種子島までハンミョウ類を採りに行ったことがあります。
汽水域のヨドシロヘリ、荒地のハラビロ、岩礁域のシロヘリ、そして海浜性の本種とバラエティ豊かでした。
その中でもイカリモンは最も少なかったですね。♀は大型でとても立派です。
なお、その時は夏場の海岸で1日中海パンでハンミョウを追いかけ回したので全身酷い日焼けとなり、
夜は宿で、のた打ち回りました・・・

タイ産「超」大型ゾウムシ


マレーシアやタイ等の東南アジアには巨大なゾウムシの類がかなり居ます。
今回出品の種類はその中でも極端に大きく、脚を入れると12㎝は在るのでまさに「手のひら」サイズ@@
僕がこれまで入手した中では最も巨大な種類です。
なお、やや油が滲んでいたのでアセトン処理したところ、見事なまでに美しく変身しました。
しかし、使ったアセトンの量もハンパじゃなかった・・・

西イリアン・Arfac産デリアス30頭

今週のバルク物シリーズの中から。
ニューギニア島はデリアス類の宝庫で、カラフルで素晴らしい種類がたくさん居ます^^
僕はこれらに目がくらみ、手当たり次第に集めていました。その一部を皆さんに極端な安価にて
お分けしているという次第です。あくまでも底値の話ですが、A-品1頭当たり25円強なので
もう全くのボランティア@@ 他人事なので、面白がってくだされ^^
今回はその他のバルク物として、Arfac産の雑蝶類、マダラチョウ類も出品しています。

西マレーシア産ワモンチョウ類



僕はワモンチョウ類も大好きで、これらも精力的に集めています。まさにアジアチックな、出しゃばり
過ぎないそこはかとないお洒落さがあるグループだと思うわけです。
ワモンチョウ類、実は密かな人気者だと思います^^

気付いてみると、やはり今週もウンチクを語り過ぎたなあ。
来週こそ、サラッと・・・

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