九州脊梁山地でオヒョウやハルニレの葉を掬っているとこれが入りました。
九州特産種のキバネアラゲカミキリです。

本種をはじめとしたニレ科木本の葉を後食するカミキリ達の出現期はほぼ初夏までに終了しますが、
この時期まで生き残るケースは珍しいですね。しかも♂で完品だし。

ここ3年は春~初夏までの期間を八重山を主とした南西諸島で過していたため、このグループを
見たのは本当に久し振り。
しかし時期が遅いため得られたのはこの個体と真っ黒になったハンノオオルリカミキリ♀のみでした。
まあ数年後からはゆっくりシバイテやるから今日の所はこれでカンベンしてやろう^^
タグ : キバネニセリンゴカミキリ
カテゴリ : カミキリ
阿蘇高原での楽しみの一つは、全国的に激減しつつあるクロシジミがまだまだ見られることです。
時期的にはちょっと遅目なのですが、ここのところ阿蘇方面へ行く機会が増えているため生息域の
一カ所へ寄ってみました。
クロシジミは、アブラムシのコロニーにクロオオアリが多数訪れている植物の周りに潜んでいます。
そうした一画を叩くと飛び出して来るのでどこかに留まるのを目で追います。
ただ飛び方がとても不規則なので見逃してしまうことも多いですね。
これは♂。この時期としては結構鮮度が良いです。

腹ボテの♀。腹部がとても重たそうです。
しっかり沢山の卵を産んでね^^


♀は腹ボテの個体が多い時期だし汚損も進み始めているので採集は出来るだけ控えた方が良い
と思い極少数のみネットしました。
足元の下草に留まった♀。
新鮮そうに見えても後翅の縁毛に一部破損があります。飛び方が乱暴だからなあ。


ふと近くの木本植物を見るとクロシジミの卵塊が付いていました。
近くにはアブラムシのコロニーがあり、クロオオアリが多数アテンドしています。

孵化卵も見られますが、幼虫はこのコロニー内に潜り込んでいるんでしょうね。
クロシジミはいずれ、大量に飼育するつもりです^^
タグ : クロシジミ
カテゴリ : 蝶
8月に入り益々酷暑の度が増しています(汗)。
日中はちょっと外出するだけで汗が吹き出し体力を消耗、全く何もやる気が起きません・・・
でも高原や高山帯では冷涼な空気が流れ、下界とは別世界です。
この時期になるとさすがに種類数は少ないもののまだ十分に虫採りを楽しむことが出来ます^^
阿蘇の草原で探したのはクロカメノコハムシ。
全身がほぼ漆黒の採集例の少ない、珍奇なカメノコハムシです。
何処にでもあるアザミ類に付くのですが、条件にうるさくなかなか姿を拝めません。
しつこくルッキングを重ねたところ、幼葉の奥に食痕と共にその姿を見出しました。

淡い緑の葉に真っ黒な体のコントラストが不思議。
カメノコ類と言うか、ハムシの中でも一風変わったポジションを有する種類と言えます。
次はビーティングで落とした別個体。
オリンパスTG-3の深度合成で撮ってみました。

ゴツゴツ感の在る、見れば見るほど不思議なカメノコです。
珍品度とポジション、とても僕好み^^
明日も阿蘇方面に赴くので、もう少し数を増やしておくとしましょう^^
タグ : クロカメノコハムシ
カテゴリ : 甲虫(その他)
ジリジリと灼熱の太陽光が照り付ける8月がいよいよやって来ました。
九州も遅い梅雨明けと共に暫くは晴天が続くようですが、暑過ぎて虫が採れそうな気がしません。
昨日、ドライブがてらちょっと地元のマイポイントを幾つか流してみましたが、暑いだけで虫の気配が
ほとんど無い・・・
空梅雨の春~初夏の八重山も虫が居ませんでしたが、夏の奄美~屋久島はそれに輪を掛けて
虫の少なさが際立ちました。そして真夏~秋の九州本土も虫が居ないのかしら。
各地で会う採集仲間も今年は全国的に虫が居ないと言ってるしなあ・・・
さて、これからの採集動向や如何に?
先月の屋久島でヤクネキ以外の数少ないヒットの一つ、ヤクシマトゲウスバ♀です。
一時の清涼剤にはなるかな^^

なお、本日中に今季の屋久島情報の詳細を記したメルマガ(南虫ニュースNo.40)を配信します^^
カテゴリ : カミキリ
昨日ちょっと触れたとおり、とかく悪天候と虫の少なさに苦しめられた今回の屋久島遠征でした。
でも、しっかりと帳尻は合せてきましたよ^^
オキナワホソコバネより遥かに、遙に、はるかーに珍品のヤクシマホソコバネ(ヤクネキ)です。
これは1頭目の小さいヤツ。

良いですねえ、このエレガントさ。
アマミやオキナワ系とは雲泥の差と言えましょう^^

さて、今年の屋久島ネキ決戦の結果はどうだったのか?
何頭のネキが採れたのか?
僕以外にネキを採った人は居たのか、居なかったのか?
なんか意味深・・・
例によって日本一詳しい今季の屋久島情報を満載したメルマガ(南虫ニュース)は近日中に
配信予定です^^
カテゴリ : カミキリ
台風12号の襲来で予定より余計に二日間閉じ込められた屋久島から、たった今自宅へ戻りました。
鹿児島港より一般道を走って5時間、ふう。ねむ(眠)。
いやはや、三大台風(9・11・12号)に苦しめられた、壮絶な二週間でした・・・
台風12号が去ったばかりの曇天の下、フェリー屋久島2で脱出を図る愛車。

大雨の中、何日も閉じ込められたなあ(屋久島では愛車が宿を兼ねるので^^)。
今回もフルに活躍してくれました。
そのおかげで^^
詳細は、また明日。
むにゃ むにゃ
カテゴリ : その他
台風9号の影響で、一昨日から今日まで屋久島行きフェリーは欠航中とのこと。
それに屋久島は数日前から雨となり、明後日頃まで降り続く模様。
僕の当初の計画では奄美から鹿児島へ渡った翌日の8日に屋久島に渡ることにしていましたが、
急遽取り止め地元に戻って正解でした。
その時はフェリーも動いていたようですが、渡っていたら台風の雨で5日程は何も出来なかった
でしょうからね。
フェリー会社の話では台風の影響は次第に薄まって来ているとのことですが、明日のフェリーも
欠航になるかもしれないとのこと。
屋久島遠征は恒例行事なので数日後には一応渡ってみますが当初計画より滞在期間が1週間程は
短くなってしまうようです。
それに台風11号も迫っているので採集出来る日数はさらに短縮されるかも。
これから渡る人はそうした覚悟はしておく必要がありますね。
既に屋久入りしている人達は大変だろうなあ・・・
カテゴリ : その他
昨日、屋久島行きのフェリー会社にTELしてみると台風9号の影響で欠航。
しかも現地の天気は今日・明日共に雨。 こんな状況では慌てて行っても仕方ありません。
状況を見ながら動けるのもスローライフの強みというもの^^
ということで、地元郊外へ1時間勝負のトラフカミキリ採集に行って来ました。
悪天の屋久島とは逆に地元熊本はここ連日、晴天に加え35℃超えの猛暑日@@
トラカミキリ類の採集には絶好の条件ですが汗はダラダラ、頭はクラクラで過酷でした。
九州のトラフはもう風前の灯ですからね。頑張って採っておかねばなりません。
僕にしても知り得る唯一の産地は高校時代から大事に見守ってきた一カ所の桑畑跡地です。
ただ一昨年、最良のご神木をはじめ数少ないクワの大木がほぼ全て伐採されてしまったので激減して
しまったのではないかと心配していました。
(参考)
クワご神木が伐採された一昨年の様子
この一画にはもう細目のクワしか残っていないのですが、1本1本をじっくり見回ってみると・・・
オッ、居た!

とりあえず今年も姿を見ることが出来たので一安心です。
次の写真の右側には住宅が映っていますね。このエリアには宅地化が迫っているのです。
冒頭に「1時間勝負」と書きましたが、クワの本数もその程度しか無いというわけなんですよ。
ただこれらは広範囲に分散しているので全てのクワが切られてしまうまであと数年は掛かるでしょう。
それまでに可能な限り多くの標本を残しておく必要があります。

念を入れてじっくり探すと予想よりは多くの個体を確認することが出来ました。
鮮度は良くタイミングはバッチリだったようです。
ペア連結の状態で産卵中の♀も幾つか確認出来ました^^


九州のトラフカミキリ、今や明らかにサタサビ(野母崎亜種ね^^)などより格上の珍品です。
事情が許せば屋久島行きの前にもう一度採集に行って来たいと思います。
タグ : トラフカミキリ
カテゴリ : カミキリ
昨日奄美大島から鹿児島へ飛び、その足で屋久島へ入る予定でしたが台風が幾つも接近中で
先が読めないため、一旦地元へ戻っています。
屋久へのフェリーも台風や前線の影響を受けますしね。天気の具合を見ながら数日は待機でしょう。
それに、実はメイン竿を折ってしまい予備竿しか持っていない状況だったのです。
1本しかない竿を折ってしまったヒサンさは以前の屋久島遠征で懲りているのでその補充の意味も
ありました。
(参考)
唯一の竿を折ってしまった屋久島遠征を、なんとか乗り切った話
しかし奄美は面白かった^^
今回はミーハー虫と戯れること、そして25年振りの奄美の様子を見るだけという大名採集でした。
午前中に吹き上げ採集を行い、午後は2~3時間程ドライブするだけ。ナイター道具やフィット類も
持参していないので夕刻以降は宿でノンビリ。5~6年振りにテレビを見ましたね^^
ミーハー虫、アマミホソコバネカミキリ(モリヤイ)は予定以上に採って来ましたよ^^

何度もこの姿を拝めました^^

今年は梅雨前線の動向が不安定なのでモリヤイの発生経過もおかしかったのですが、運良く一つの
ピークには当たった感じ。 ♀も採れたし良かった良かった^^
しかしモリヤイの吹き上げ採集は楽しさの極みですね^^
飛んでいるネキを見つけて、追いかけて、バサッと掬う。 まさに虫採りの醍醐味ですねえ。
来年のオキナワホソコバネも同様にイッパイ採れるでしょう(ヤクネキは無理だな^^)
今年のモリヤイの発生状況に関しては他の若干の奄美情報、そして屋久情報等と併せて
次回のメルマガで報告の予定です。
では数日後、屋久島に行って来ますね^^
カテゴリ : その他
梅雨前線の収束も未だ読めない中、明日から一カ月に及ぶ夏の遠征へ出ます。
待っていても梅雨明けなんて何時になるか分かりませんからね。
行先は奄美経由の屋久島、オプションで大隅半島といった旅程。 なんだそりゃ^^
奄美は来年以降のための下見、屋久島ではこれまでとは少し違ったアプローチを考えています。
大隅半島は久し振りのお遊び採集^^
さて、どうなることやら。
下は昨年の夏、鹿児島港で屋久島行きのフェリー搭乗を待つマイカー(黒のレガシィ・アウトバック)。
今年もこの時期が来ましたか。

来月下旬には帰還しますがその後も採集予定が目白押しなので来月はメルマガ配信が出来ません。
8月上旬頃に一連の遠征成果を中心にお届けしますのでお楽しみに^^
当ブログも7月下旬まで一旦お休みとなります。
それでは皆さん、お互いに夏の採集頑張りましょう!
カテゴリ : その他