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石垣島のゾウムシ達、幾つか(2015.3.5)

昨年の八重山遠征の写真を整理していたところ、石垣各地で4~5月に撮ったゾウムシ達の写真が
幾つか出て来たので貼っておきます。
日々のブログでは使っておらず勿体ないですからね^^

正直僕はゾウムシに関しては門外漢なので大きくて見栄えのする数種類しか撮って(採っても^^)
いません。
勿論それでも見た種類の一部ですし、小っちゃくて黒っぽくツマラナそうな奴は結構居たけど見ても
見ないフリを決め込んでました^^
そんなのもリクエストがあれば採っておいても良いんですけどね。

数日前の当ブログ記事のようにオリンパスのデジカメ「TG-3」を買ったので、自分ではあまり
興味の無いゾウムシのような黒い極小虫の撮影チャンスは増えるのかな^^

では、ちょっとだけですが・・・










オビレカミキリが2匹落ちた^^ ん?(2015.2.14)

南方での分布は広いけど、なかなかビーティングネットに落ちてくれない代表がオビレカミキリ。
だから、すっかり忘れた頃に独特の長っ細い体型のカミキリを見つけると感動するんですよ^^

石垣島でのある日、珍しく2匹のオビレカミキリが落ちたので狂喜したことがあります。
が、よく見ると下の個体は・・・

なんじゃい!
コブナナフシの幼生じゃないか。

驚くと直ぐに「小枝」であることを放棄してスタコラ逃亡する他のナナフシ類と違い、本種はジッと
固まってしまうのでよく騙されるんですよ(汗)。
オビレもコブナナフシも暗い原生林内を好むので、生息環境がバッティングするんですね。

今年はもう騙されている暇はないなあ。

ヤエヤマヒオドシハナカミキリ、春の八重山の顔(2015.2.8)

来月からの長期遠征シミュレーション・シリーズ。
今日は春の八重山の顔、ヤエヤマヒオドシハナカミキリです。

春のみに出現する可憐で愛らしいハナカミキリなのですが、可憐過ぎて、小さすぎて(^^)、なかなか
目に触れないのが玉に傷。
大きくてもやっと10ミリを超える程度なので、飛翔中の個体を見つけ採りするのは至難の業なのです。

某カミキリ・ブログ屋さんは11連敗(だったかな?)で、遂に本種の採集を諦めたとか。
昨年の春に行動を共にした虫友も4連敗。
狙えば狙うほど春の女神は遠ざかってしまう・・・
そのくせ虫屋一年生が「何だコレ?」と網に入れてしまうのが本種だったりします^^

本土のパラナスピア(ベニバハナ)と同様に生木に出来たウロ食いなので同様の採集法も有効では
あるのですが、いかんせん現地にはそうした木がとても多く、発生木に辿り着くのはほぼ不可能と
いった感じ。
確かにこれまで発生木で得られたケースもあるのですが極めて稀で、現在もほとんどの個体が
飛翔中にネットされているのが実態なのです。

僕は割とこの虫との相性が良く、これまで二ケタ以上は採集していますが残念ながらすべて♂。
考えてみると来月末にはもう本種と臨戦態勢に入るわけで、今年こそは大きな♀を、と密かに闘志を
燃やしているところです(ウソ)。 でも採れれば良いなあ。
なお、来年の春は沖縄産(ネクマチジヒオドシハナ)に遂に挑戦状を叩きつけるつもりです^^

春の八重山の原生林で、何処に居るのか分からない小さな赤い宝石を探す。
あなたも、このカコクな採集に挑戦してみますか?

窓辺でムネモンウスアオカミキリを採集(2015.1.26)

幻想的な美しさで珍品の座から落っこちた今でもカミキリ屋の所有欲をくすぐり続けるのが本日の
主題ムネモンウスアオカミキリ。
石垣島では実質的にオモト岳周辺が唯一のポイントで、出現期の春には山中で多くのカミキリ屋と
遭遇することになります^^

去年は現地の某標本商さんとも毎回すれ違ったなあ。
まあ変わり映えしないリストを賑わすには格好のアイテムですからね^^

正真正銘カミキリ屋の僕ももちろん大好きなカミキリの一つです。
昨年春はそこそこ個体数が多かったですね。
ヤンバルアワブキの葉に留まる♂♀のスクープ写真^^

現地で採るのも良いですが、生態をよく知っていると材採集なんかも可能です。
よって、こんなところでも採集出来ちゃう、ってわけです^^

写真が見つかったら関連記事を載せますが、材から脱出させても本種はまあまあ本来の色彩を
発現しているのでちゃんと標本に出来ます。
そこが同じサペルディーニのヤツボシカミキリとは違う点です^^

今春も大手を振ってオモト岳のヤンバルアワブキを掬いたいんですけどねえ。
さて、例の件はどうなるか・・・

サキシマコブヒゲカミキリ、春先が旬(2015.1.15)

3月から始める長期遠征のイメージトレーニング・シリーズ。
本日は春先に採り易いサキシマコブヒゲカミキリです。

夜行性であるコブヒゲ類は、日中は見つけ難い場所に保護色を利用して潜んでいます。
倒木の日陰の見難い部分だったり、立ち枯れの反対側の障害物が覆い被さっている部分だったり。
簡単には発見させてくれませんが、これをルッキングで見つけるのが妙と言うか醍醐味なんですね^^
正直、これなんか凄く安易な位置で見つかった例です。

コブヒゲ類は上の写真のように、静止する場合は長い触角を前方にピーンと伸ばす体勢を取るのが
特徴です。
こんなに触角が長い種類で、同様の静止ポーズを取る奴は他に居たかしら・・・
(エゾナガヒゲなんかがそうだったかな^^)

たまに雑多なビーティングでも得られますが、これだとなんかツナンマイんですね。
たくさん採れるカミキリではないのでまあ嬉しくはあるのですが。

いろんな意味で、石垣オモト岳の一極集中からの脱却も図る必要があるなあ。
(独り言)

石垣島産タイワンゴマダラカミキリの幼虫(2015.1.11)

普通種カテゴリーではあっても、それほどバカスカ遭遇はしないカミキリって結構多いものです。
皆さんの身近なところではゴマダラカミキリなんかがその代表例でしょう。

八重山におけるタンワンゴマダラも似たようなものです。
特段に狙うならともかく、漫然と採集していると出会うのは数日に1度あるかないかという感じです。

ある日、強風か何かの原因でセンダンの枝が落ちているのに気付きました。
太さは5センチ程で、葉っぱが未だ青々としていることから生きていた枝だと分かります。
折れた部分を見るとカミキリの食痕が走っており、これで枝の強度が弱くなって折れたようです。
実は生木を食うカミキリ幼虫のこうした自殺行為は結構頻繁に起こることなんですよ^^

食痕の部分を少し削ってみると、幼虫の顔が現れました。
小学生の時、校庭のポプラの枝が強風で折れた際にゴマダラカミキリの幼虫を探して遊んだもの
でしたが、要領は全くそれと同じです^^

幼虫の顔も一緒。


ちょうどファーブル昆虫記をむさぼるように読んでいた頃だったので、ファーブル先生のように
コイツ(昆虫記でいうところのコッスス)を焼いて食ってみようか、と思ったこともありましたね。
結局、気持ち悪さが勝って止めましたけど^^

イシガキケブトハナカミキリの幼虫(2015.1.7)

石垣産にあって未だにポピュラーとは言えないイシガキケブトハナカミキリ。
優れたマイポイントを持っているので、今シーズンもカッコイイその姿を拝ませてくれるでしょう^^

イシガキケブトハナの幼虫。
典型的なハナカミキリの様相です。

ヘルメットを被ったような頭部、三対のアンヨ。
八重山ではなかなかこの形態の幼虫を見ないので、違和感ありまくりの幼虫です^^

ハナカミキリの幼虫はトロピカルな雰囲気には合わないですね^^

キマダラヒメミヤマカミキリ、3カ月先の再会が楽しみ^^(2014.12.30)

そろそろ来春からの長期遠征が視野に入ってきた年末年始。
イメージトレーニングでも始めましょうか^^

まずはその第一弾。
我が国では与那国島特産のキマダラヒメミヤマカミキリ。
その愛らしい姿は一種の清涼剤のようで、見る度に採集疲れを吹き飛ばしてくれます^^

実はこれまでつい後回しにして思ったほどは採っていないんですよねえ。
それに次々に出て行くので(泣)、手許には僅かの標本しか残っていません。
来年はとりあえず(とりあえずですよ^^)八重山長期遠征最後と位置付ける年。
この虫にもちょっと時間を割いて数を確保しておこうと思います^^

本種の生態写真はほとんど無いと思われるので1枚ほど。
真っ暗な林内でライトを照らすとそこに浮かび上がったのは・・・

近寄ってストロボを万遍なく当てたところ。

なかなか雰囲気のある写真ですよね。
普段はこんな感じで活動しているんですね。

来年はとりあえず5ペアほど並べておきますか^^

アデクの花上のサキシマトゲヒゲトラカミキリ(2014.12.15)

八重山でいわゆる「花物のカミキリ」が最も集まる木はやはりアデクでしょう。
知ってますか? アデク。
これ、とても見つけ難い木なんですよ。

アデクの花に訪花したサキシマトゲヒゲトラカミキリ。
結構良い写真でしょ?(自画自賛^^)

本土のノリウツギやリョウブに各種ハナカミキリなんかがバラバラ来ている写真というのはよく見ますが、
八重山でのこうした場面が紹介されることはほぼ皆無ではなかったでしょうか。

八重山ではもともと訪花性カミキリの種類が少ないし、訪花している場面に出くわすチャンスも
あまり無い上、ノリウツギ等と違って花の位置が高いため実はかなり難易度が高いシーンなのです。

アデクで見られるカミキリはせいぜい5~6種ですが、時としてアオヒメコバネといった珍品も来ます。
もしかするとノコギリヒメコバネも来るんじゃないかしら。

採集のご参考に^^

八重山で湿った土くれに産卵していたもの(2014.12.11)

八重山での写真を整理していたところ出て来たシリーズ。
ガガンボとアブです。

一般の虫屋さんには興味の薄いグループですね。まあ僕もそうです^^
大型で綺麗な種類が目に付いたりするとアミに入れたりはしますがいつの間にか何処へやら。
展翅する時間もないし標本になることはまずありませんね。

石垣島でのこと。立木に出来たウロを覗こうとすると、そこに溜まった木屑フレーク(古くなって分解され
湿った土くれとなったもの)の上で激しくポンピングするデッカイ蚊のようなものがいました。
近付くと大型のガガンボが腹部末端をトンボの産卵のように何度もそれに突き刺しているのです。

ガガンボの幼虫と言ったら水中で生活するものとばかり思っていたので意外でしたね。
多湿で餌が潤沢にあれば色んな環境で適応出来るのでしょう。
とにかく激しい産卵行動だったのが印象的でした。

蛇足ですがガガンボに刺された人って居ます?
僕は幼少の頃、電灯の前でフワフワ飛んでいた大型ガガンボを、それとは知らず大きな蚊と思い
面白がって両手で捕えたところ、刺されてしまったことがあるのです。
あのジカッとした激痛は今も忘れません。
三つ子の魂、百までと言いますが、どうもガガンボは苦手だなあ。

次も同様に西表島のジャングルで湿った土くれに産卵していたもの。
ベニボシカミキリの発生源である大径のオキナワウラジロガシ立ち枯れの下に、土くれと化した
古い木屑が溜まっていたのですが、大型美麗アブ(有名な種類だが名前忘れた)がその上に留まって
何かしています。

良く見ると腹部を曲げてそれに何度も突き当てています。産卵行動です。

前段のガガンボのような激しい産卵行動ではありませんが、土くれに産卵するアブというのも自分に
とっては意外なものでした。
同様にこうした環境で育つアブの幼虫も居るんですね。

アブの幼虫と言えばやはり幼少の頃、沼の表面で蠢いていた長いシッポを持ったウジ虫を見て以来、
これもなんとなくニガテな虫になっちゃったなあ。

以上、人気虫ではありませんが(一部の虫屋さん、失礼^^)、生態の一環としての報告でした。

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