雑虫 | 蝶・カミキリ・昆虫を楽しむ!(九州・沖縄を中心に)

何とも不思議なハチ2題(2012.6.12)

これは昨日、ムナコブハナカミキリのポイントで飛翔していたところをネットインしたものです。
マンディブルを入れると3センチ程度の結構大型のハチです。

浅学にしてこの様なハチの存在を知りませんでしたが、いやはや、こんなモノが居るとは・・・
まるでプレデターです@@

恐ろしいと言うか、滑稽と言うか・・・
一体どんな生態をしているのか、幼虫は何処でどう過ごすのか、いろいろと知りたくなりますね。

でもこれ、ハチですよね?
神様、何かが間違っていませんか?

次は自宅の庭のフジ葉上で半月ほど前に見つけた、これもまた奇妙なハチです。
体長は7~8ミリだったでしょうか。

見ていると頭部の前で何かがピョコピョコ動いています。

「何だろう?」と改めてじっくり見ると、頭部の下に格納されていた口吻(?)をトンボのヤゴのように
ジャバラ状に出したり引っこめたりしているのです@@



いやあ、これにも驚きましたね。
ずっと同じ所に止まったまま、何分もこの動作を繰り返していました。
一体、どんな意味があったのだろう?

自然は奥深いですね^^

お気楽な原生林採集+プチナイター(2012.5.20)

昨日は私が「庭」にしている九州山地の原生林に行って来ました。

九州は本州と比べると原生林の割合が低く、九州山地ならこの辺りまで来ないと森林性の
昆虫がなかなか採れません。

なので、九州各地から虫屋がよくやってきます^^
夏~秋の週末は大抵誰か来ているので外すのですが、この時期はGWを除くとまず誰も
来ません。土曜ではあるものの、天気が崩れる前にこの時期の探索に行ってきたというわけです。

地元の特権を生かし、午前10時頃にゆっくり到着します^^
ここは標高が1,500メートルほどと九州の採集地としては相当高い所なので、当日のように
曇りだとまだかなり冷えます。

早速、暗い原生林に入り込みます。
ここには太い倒木や湿気を帯びた小枝が多く転がっており、ルリ、ニセコルリ、ヒメオオ、オニ、
ツヤハダのクワガタ類、ソボセダカコブヤハズなどのカミキリ、そして森林性昆虫類の良い採集地と
なっています。

ニセコルリの新芽採集には遅いので、手ごろな朽木をひっくり返していくと産卵したばかりの♀
および産卵マークが現れました。
この方法で♂も幾つか見つかり、新芽が終わると♂も朽木の周辺に移動することが分かります。


朽木の表面にはツノクロツヤムシも結構見られました。

立ち枯れも多く、雑虫もいろいろと活動しています。

実は倒木下部の暗い部分で交尾中のソボセダカコブヤハズも居たのですが、位置が悪く
写真を撮ろうとしたら谷底に落っこちてしまいました(泣)。
どうも僕はコブとのカメラ相性がよくありません。これまでにも撮影中にかなり落っことしています。

ちょっと古いのですが、こんなブナ巨木が倒れていると様々な雑甲虫の絶好のポイントとなります。
これ位の量があればここで1時間は遊べますね^^

じっくり細部をルッキングしたり丁寧にビーティングしたりすると、高山性のゴミダマ、ナガクチキ、
コメツキ、オオキノコ等面白い甲虫類が色々採れます。
まあ、珍しいのは単発が多いのですが^^

ビーティングで落ちたトゲムネツツナガクチキ。
これはヒットです^^
ここは熊本なので図鑑で言うヒゴツツナガクチキかも@@

もう少し気温が高いとヒメオオクワガタ等も倒木をよく歩いているのですが、さすがに今日は
居ませんね。

午後4時頃になると林内が相当暗くなって視界が利かなくなってきたので外に出ます。
そして葉上性のカミキリを狙ってみようとポイントに向かいます。

まだ早いかなと思ったのですが、オヒョウやハルニレの枝先を掬うとクロニセリンゴをはじめ、
キバネニセリンゴ、カツラ(チチブニセリンゴ型)が少数入ります。
これらのカミキリは種類も数も本番はまだこれからですね。

午後7時からナイター開始。
この時期にも拘わらず、思ったより蛾の種類が結構出ていたのは意外でした。

ゼフの展翅ジゴクに陥っているので^^、蛾は厳選して採ります。
狙っていたアマギシャチホコは来ませんでしたが、エゾヨツメの♀が二つ採れたので満足です^^
さすがに寒すぎて甲虫はオオキイロコガネが来たくらいでしょうか。

午後10時には遂に雨が降り出し、新手の虫も来なくなったので撤収。
気温は12℃でした。寒っ。

ここは僕にとっては庭なので、これから毎月何度かは調査に来たいと思います。

近郊の低山で半日ビーティング採集(2012.5.17)

3日ほど前に行った近郊の半日ビーティング採集の様子を記事にしていなかったことに
気付きました。ちょっと遅くなりましたが簡単にレポートしておきます。

採集地は自宅から20分位の所にある熊本市の裏山で、原生林が一部残っていることから
オオムツボシタマムシやオオシロカミキリ、ベーツヒラタカミキリ、オオキノコゴミムシなどが
採れる手ごろな低山です。

標高はせいぜい2百メートルちょっとで、熊本市の外れの方を見渡すとこんな感じ^^
竹やぶの昆虫が一通り採集できることからこの時期には大抵一、二度訪れます。

竹林の枯れ竹をビーティングすると、ウスアヤカミキリやハイイロヤハズカミキリ、
ニホンホホビロコメツキモドキやササセマルヒゲナガゾウ、ホオアカオサゾウ、
タケトゲハムシ、そして竹林性のコメツキなど結構色々な昆虫が採集できます。

ビーティングで落とした虫の写真を撮り忘れたので^^、今春にまだ枯れ竹の中で越冬中だった
これらの虫の一部を紹介しておきます。



薄暗い山道にはシダ類が生えていて、さんざんビーティングするとやっとキンイロエグリタマムシが
落ちました。

そして路傍の草に止っていたウシカメムシを偶然見つけました。僕はカメムシフリークでもあります。
割と珍種ですが、この山では結構遭遇しています。
正面から見ると、ガッチャマンのベルクカッツェみたい(昭和30年代後半~40年代前半生まれ
の方限定^^)。

やや暗い山道から少し踏み込んでアオキなどの生木を叩くと、ルイスコメツキモドキがかなり
落ちてきます。


この様な枯れ蔓や枯れ枝があったら必ず叩きましょう。

この時期ならこんな普通種などがよく落ちます。

なお、このドウボソカミキリのように触角が細長くもろい種類は、毒ビンで殺虫したら下のように
クッションを敷いたケースなどに直ぐ移しましょう。そうすることで他の虫の干渉による破損を防ぐ
ことができます。たとえ普通種でもこうしたことに気を付けることで完全な標本を残せますよ^^

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