飼育室から | 蝶・カミキリ・昆虫を楽しむ!(九州・沖縄を中心に)

沖縄のオオシロモンセセリ、飼育中(2019.5.11)

先日まで遠征していた沖縄本島北部の某部落内でゲットウの群落を見つけました。

車を降り、「どれどれ」と舐めるように葉を見て行くと・・・
「おお、結構在るやん^^」


オオシロモンセセリの幼虫の巣です。
一般に本種は少ないセセリで、食草のゲットウ群落があっても飛んでいるのはせいぜい1~2頭。
今回は成虫の端境期のようで全く飛んでいませんでした。
幼虫の巣を探すのは簡単ですが数を採るのは困難。だってほとんど居ないのだから。
ところがこのゲットウ群落では結構ポン、ポンと見つかり驚きました。


これは終齢幼虫。小指と比較するととてもデカイ幼虫であるのが分かります。
セセリチョウの幼虫は成虫の大きさに比べるとムダにデカイですね。
飼育がメンドウだからムダ喰いすな^^
なお亜終齢幼虫もそこそこ居ましたが、飼育が大変になるので全て残してきました。
どうせまた来年来るからたくさんの子孫を残してくれればよろし。

(参考)
クロセセリ幼虫との区別点

奄美へ持ち帰るのに密閉容器では蒸れて成長に障害を来すので通気性の良い紙箱を求めました。
この状態でしっかり蓋を閉め、バッグに詰めこんでフェリーに乗り込むわけ。

自宅に戻り箱を開けると、早速2幼虫が並んで粉まみれの前蛹になっていました。
どうしてセセリチョウは蛹化の際にコナを噴くの?

屋内の飼育では通気性が命なので、このような飼育ケースを自作して使っています。
外気に触れるので中の餌(食草)は萎れ易いですが、病気で幼虫が死ぬより遥かにマシです。
ここは飼育の極意の一つなので是非参考にしてください。
(春先のゼフ飼育など密閉度がやや高い容器で飼育可能なケースはもちろんあります)

飼育ケースの蓋で蛹化した例。尖がり頭の細長い蛹です。
そして蛹を台座から外してひっくり返した写真。口吻が極めて長いことが分かります。
面白いでしょ^^


飼育が進んだらまた報告します。

奄美、今どきのイワカワシジミ(2019.2.1)

昨日は昼間に25℃の夏日となったかと思えば、夕方前にはいきなり小型台風級の嵐に。
そして今日の気温は一気に10℃も低い15℃に。
一体、奄美の冬はどうなっているんでしょうねえ。全く安定せず常にフワフワした感じがしますわ。
どっしりとした冬の季節感が無く、どうも落ち着かないですね。

まあそれは良いとして、今手元にイワカワシジミの幼虫および蛹があります。
屋内飼育なのでさすがに野外よりは常に何℃かは高い環境下で管理しているのですが、全く暖房を
使わない部屋の暗所に置いているので自然状態とはそう大して変わりません。

一部の幼虫、蛹です。



それぞれが越冬態ということなのでしょうが、幼虫か蛹か、まちまちなんですね。
全ての幼虫が昨年12月中には摂食を止めたのですが、直ぐ蛹になって成虫になるのが居たり、
ある者は前蛹に近い形でじっとしていたりします(全くの前蛹ではないので多少動いたりもする)。
そして気が向いたら?たまに蛹に変態するヤツが居る。全く一貫性が無い。

野外でもこんな感じなんでしょうか。さすがに羽化までは至らないような気はしますが・・・
ただ数日前にモンキアゲハが飛んでいるのを見たので、イワカワも極一部が真冬にも親として
活動している個体が居るのかもしれません。ただ飛べるほど高温の日は連続しないし、吸蜜源や
幼虫の餌も無いので仮に羽化出来たとしてもそのうち死に至るのでしょう。もしかしたら、
成虫態でも越冬する?(と言うか低温期間をやり過ごす?)

12~1月に羽化したもの。喜べるほどの低温期型にはなっていない・・・
これからの羽化個体に期待、と。


今シーズンは人工採卵も駆使してイワカワシジミの大量飼育に励む予定です^^

いよいよ繭を作り蛹化を始めたオオミズアオ屋久島亜種(2017.9.18)

飼育中のオオミズアオ屋久島亜種の終齢幼虫がいよいよ蛹への変態を始めました。
現在、ほぼ全てが繭を作り終えて中で蛹化したか、繭の作成中といった段階に入っています。

これは終齢になりたての頃の幼虫集団。餌替え時の一コマ。
巨大モスラが苦手という貴方。虫の楽しさを少々逃しちゃってますよ。

そして丸々と太った繭作成直前の終齢幼虫。中指以上の大きさにまで成長しています。
体がやや透き通った薄い色となり、アゲハチョウ類と同様にドロッとした軟便を排泄したら最終の
喰い込み完了、いよいよ繭の作成準備に取り掛かります。


次の段階になると幼虫は著しく黒化が進み、2~3割体長を縮ませます。
そして適当な場所(ホントにテキトー^^)を選び、糸を吐きながら繭を紡ぎ(つむぎ)始めます。
枝の途中で近くの葉っぱを綴り合わせたり、根本まで下りて糞ガードのティッシュの中に潜り込んで
そのまま綴ったり・・・

これは飼育ネットの壁に接した葉を綴っている幼虫。
緑色だった体色が褐色を帯びているのが判りますね。

上記のように繭を作る場所は様々ですが、クスサン(繭の俗称:スカシダワラ)のように何も無い所に
剥き出し状態で繭を作ることはありません。ヤママユガやシンジュサンの繭に近い感じですね。
繭の状態の例。テキトーの極致^^

餌立てのペットボトルの表面を一部使って作った繭があったので引き剥がしたところ。
透き通った繭の壁面を通して、「く」の字状になった前蛹が見えます。

事故で繭を作り損ねた前蛹をティッシュで作った寝床に転がしておいたら問題無く蛹化しました。
蛹頭部に現れた触覚の形状(クシヒゲ状)から♂と分かります(襟巻のように見える^^)。
♀ならこれが「糸状」となります。


これは蛹化直後の別個体。これも♂ですね。
コロンとした蛾の蛹もカワイイもんです^^(蛾の蛹の形は大体がこんな感じ)

飼育を始めて1カ月半。やっと終わりが見えてきました。
大量の餌の調達はちょっと苦労しましたが、成果物(=繭)が出来てくると充実感で一杯になります。
来春の羽化が実に楽しみ。なんたって屋久島亜種ですから^^

マルマル・モリモリ。終齢となったオオミズアオ屋久島亜種の幼虫(2017.8.30)

連チャンの「蛾」カテゴリーです。
一体、何屋なんじゃ、ワシ。

現在飼育中のモスラ(^^)、オオミズアオ屋久島亜種の幼虫が遂に終齢に達してきました。
孵化してほぼ1カ月、マルマル・モリモリとした図鑑等でもよく見慣れた形状の巨大幼虫に成長して
います。

たまには1泊採集で家を空けることもあるので餌替えのタイミングが難しかったり、真夏の飼育
なので蒸れやウィルス対策に余念がありませんが、なんとかここまで漕ぎ着けました。
本種の飼育は実に中学生時代以来なので、この形、懐かしいことこの上無し。

ちょっと前までの容器飼いの様子。
特にこの時期は密閉なんかして飼っちゃダメよ。

大型モスラの場合、やはり大変なのは大食漢であることで、狭い容器では中に入れた食草(今回は
ソメイヨシノ)が直ぐに食い尽くされるのである程度成長したら大型の飼育容器を用意しなければ
なりません。

その強い援軍がコレ。
じゃーん、100均の洗濯物入れです^^


これの秀逸さはかつてフチグロトゲエダシャクの飼育記事で語ったとおり。
安さ(そりゃあ100円だもの)、大きさ(本来の用途のため大容量)、通気性(穴だらけ)という
およそ大量飼育を目的とした飼育設備に求められる要素をほぼ完璧に備えた大ヒット商品(飼育系
虫屋にとって^^)なのです。

餌替えの場面。
もっと大きく、大きくなーれ。こっちは親鳥のようにせっせと餌運ぶからね^^



次のブログ登場は繭を作った頃かな^^

オオミズアオ屋久島亜種の飼育を開始(2017.8.11)

かなり久し振りの「飼育室から」です^^

7月の屋久島ではナイターにオオミズアオ屋久島亜種が比較的飛来しました。
オオミズアオと言えば全体的に翅の地色が全面スカイブルーの美麗大型蛾として知られますが、
基本的に普通種なので標本箱の面積を相当に食ってしまうこともあり、あまり数多く標本に
されることは少ないようです。

そう言う僕も標本としては型を見る程度、本州産と九州産を1~2頭ずつ持っているだけだったと
思います。
しかし屋久島亜種となるとちょっと話は別。茶色(黄色)味が強く、何時か機会があれば
ビカビカの標本を得るために飼育してみたい蛾の一つでした。

従来飛来してくるのは何時も♂ばかりでしたが、今回図らずもハラボテの♀が飛来したため
急遽飼育を決意。
生かしてビニール袋に入れておいたところ、数十個の大きな卵を残してくれました。

それらは1週間の内には全て孵化、用意したソメイヨシノの葉に迷うことなく食い付きました。
ソメイヨシノは神社や公園など何処にでもあるので、調達が楽なのはとてもヨロシイ^^

早々と2齢、3齢となった幼虫達。

しかし、しかし、しかし、大変なのはこれから。
1匹が食う量はハンパないからイバラの道が待っているのも事実。
これが分かっているから実は今から憂鬱なのよねえ・・・

3齢になると図鑑等にあるような典型的なオオミズアオの幼虫の姿となります。
デカくなるんだ、これが・・・

なお来年度からは南の島に定住するので、思う存分に飼育が出来ます。
「飼育室から」カテゴリーからの発信も頻発すると思うので、飼育ファンの方はお楽しみに^^
勿論、カミキリを中心に甲虫類の幼虫の飼育もやりますよ。

巨大な・・・飼育品シルビアシジミ(2016.2.18)

昨秋に飼育した地元の阿蘇産シルビアシジミの大きさをお目に掛けます。
ジャジャーン!

左の小さい群がその時に野外で採集したもの(すなわち親世代:最終化)で、右半分の大きい群が
飼育品です(裏展翅含む)。
飼育品の巨大さが一目瞭然ですね^^
まるで別のチョウチョになっちゃってます。もはやシルビアの域を超えちゃってますね。
なにしろシルビアってのは小さい蝶の代表の一つとして認識されていますから。

巨大化した理由は、代用食、いわゆるスナップエンドウ(エンドウ豆)効果。
これにより一気に初齢幼虫を蛹までもっていったのは初めてのことでしたが、手抜きのため
死亡率が高かった以外は成長スピードも速く実にあっけないものでした。
かつてのプランター植えのミヤコグサにたからせての半自然飼育と比べるとハンドリングも
含め極めて楽チン。来年も大いに楽しみましょうか^^

一点の計算違いは見ての通りいわゆる「夏型」として羽化したこと。
10月初旬に採集した母蝶からの累代なので無意識に低温期型になると思い込んでいた
のですが、暖かい窓辺で、しかも長日条件下での飼育だったためこのような「ねじれ」現象が
起こったわけです。
面白いですよね、左のほぼ低温期型になりかけている小さい親の世代の子が、右の夏型模様の
ドデカイ夏型になったのですから^^

今秋は綺麗で大きな低温期型を作るべく、少し試行錯誤してみましょう。

(参考メモ)
当ブログ内では「スナックエンドウ」と表記していましたが、正式には「スナップエンドウ」が
正しいので今後は後者の名を使います。ただし「スナック」として以前から流通している
ケースも多く、前者でも間違いではないとされます。

飼育品シルビアシジミの大きさにビックリ!(2015.12.8)

とりあえず飼育・羽化した阿蘇産シルビアシジミが展翅版2本分になったので、10月上旬に野外で
採集したものと比較してみました。

僕自身、代用食のエンドウマメ類で飼育したのは初めてでしたが、その威力に驚きました。
両側の展翅版に乗っている全て、そして中央下の3頭が飼育品です(中央の上6~7頭は野外品)。
いかがです、この大きさ!

大きさの違いは一目瞭然ですよね。
何と言うべきか、これ、シルビアじゃないよなあ@@
小さくなきゃシルビアとは言えないんじゃないか、とさえ考えてしまうこの矛盾・・・

でも、イイ!
巨大シルビア、良いじゃないですか?
常にスレてる野外品と違いビカビカだし、箱に野外品と一緒に多数並べたら実に映えそう^^
基本的にシルビアの野外品の大きさには結構バラツキがありますが、飼育品は結構ツブも揃って
いますね。

下の写真だと、中央上5頭が野外品です。

エンドウマメのおかげで手抜きが出来ただけではなく、成長スピードが実に早かったのも重要な
ポイントでした。
人工採卵~羽化・展翅まで2カ月以内、全て年内に片付くのです。これは驚異的なんじゃないかなあ。
かつての食草に幼虫をたからせての半自然飼育では成長スピードが野外品並みに遅く、下手をしたら
羽化が翌年の春以降になってしまうため長期遠征の大きな足かせになってしまうのです。
しかもこんなには大きくならないしね。

一つだけ思ってもいない事が起きました。
それは、羽化した成虫が全て「夏型」だったことです。
下に10月に野外で採った低温期型とも言える「秋型」と比較してみましょう。

これらが10月上旬の採集品(上♂、下♀)。
♂の外縁の黒帯は細く、♀は広く青鱗が乗っています。


これらが12月の飼育羽化品(同)。
♂の外縁黒帯は太く、♀は基部に青鱗が僅かに散布されるのみ。


もう完全な夏型ですよね。11月に飼育、12月に羽化したのにコレです。
10月出現の個体をタイムマシーンで時間を遡って追い抜いちゃったみたい@@

まあ、こうなった理由は分かっています。
今年の11月はずっと暖かかったし、さらに暖かい部屋で、しかも直射日光が当たる窓辺で幼虫を
ずっと飼育していたのです。
すなわち、夏型として羽化してもおかしくない飼育条件下だったわけです。
思い付きの飼育だったし低温期型を強烈に意識していたわけじゃないけど、ちょっと驚きましたね。
まさか完全な夏型が出て来るとは思っていませんでしたから。

完全な低温期型を作るには終始暗い環境の中で、さらに低気温に晒しながらもっと時間を掛けて
育てる必要があることを再認識しました。
来年は意識的にそうした環境下で飼育してみましょう。今年高かった死亡率も抑えられるでしょうし。
必然的に飼育期間は伸びますが、仮に1カ月長くなったとしても十分に遠征出発に間に合いますので^^

ところで今回の夏型、実は嬉しい出来事でした。
と言うのも大型の夏型飼育品も欲しかったからで、いずれは何かと忙しい夏期にも飼育しなきゃなあ
と思っていたからです。
図らずも秋から低地で普通に(楽して)飼育すれば夏型になることも分かり有意義でした。

実際に手を下すことは、何事においても重要だと悟る一場面でした。
展翅版から外したら、またお目に掛けますね^^

阿蘇産シルビアシジミが続々羽化^^(2015.12.1)

秋口に思い付きで始めた阿蘇産シルビアシジミの飼育ですが、代用食エンドウマメのおかげで
思ったより随分早く飼育も終了、現在は羽化ラッシュとなっています^^

オークション関係やら此処のところ極めて多忙なので飼育には全く手を掛けることは無かったのですが、
エンドウマメ・パワーの威力は凄くかなり大き目の成虫となっています。
かつてのプランター等に植え込んだミヤコグサやセイヨウミヤコグサに幼虫をたからせておく方法だと
生育は遅くハンドリングも大変なので、このエンドウマメ方式は極めて有益であることを証明出来ました。

ただ、意外だったのは想像以上に幼虫が病気に弱く、ウィルス性疾患特有の黒変死がかなり多かった
ことでしょうか。
エンドウマメ飼育はどうしても飼育容器内の湿度が高くなり病気が蔓延し易くなるものです。
そのことは分かってはいたものの忙しさにかまけて全くフォローしていなかったんですね。

まあ今回はロス率が高かったけど、要領は会得したので条件が許せば何時でも大量飼育が可能と
なりました。
とは言ってもここ数年はまだ長期遠征等で多忙なため大量飼育は未だ先の話です。
とりあえずは今回のように暇を見ながら年に3~50頭程度綺麗な標本を増やしていければ良いかな^^

羽化直後、野外では見られないビカビカの紋様。
縁毛もバッチリ揃っています^^

ある程度展翅したらまたお目に掛けますね。
10月初旬の野外採集品と比べると、異様にデカイです@@
あんな手抜き飼育だったのに・・・

阿蘇シルビア、いよいよ蛹に^^(2015.11.18)

現在飼育中の阿蘇産シルビアシジミ幼虫、早いものでは蛹になり始めました^^
代用食スナックエンドウのおかげで、メンテナンス・フリーというわけにはいきませんがかなり手抜きを
させて貰いながら意外と速い成長に驚いています。
今日は速報という形で現状報告を。

複数の母蝶がほぼ半月に渡って産卵を続けたので、幼虫の成長速度にはかなりのバラツキが
出ています。
これは最大限まで成長した終齢幼虫の食事風景。


半分に輪切りしたスナックエンドウの断面に頭を突っ込んで「むさぼり食う」といった感じ。

そして遂に蛹化した先行部隊。
もちろんシルビアシジミなので小柄な蛹ですが、本種にしては結構大振りのように感じます。
これぞエンドウマメ効果^^

どれほど大きい成虫が羽化するか実に楽しみですね。
10月に野外で採集した展翅中のものと早く比較してみたいものです^^

早い奴は中齢期に成長、阿蘇のシルビアシジミ幼虫(2015.11.11)

暫く阿蘇産シルビアシジミ幼虫に関する記述をサボッているうちに、早いものは中齢期に成長して
きました。
今日はそれらの現在に至る様子を報告します。

これは少し前、ミヤコグサ産卵株から回収した2齢幼虫に代用食のインゲンマメを与えているところ。


幼虫のインゲンの食べ方に関して、かつて同様の方法で大量に飼育したルリウラナミシジミとは
かなり異なる部分があったのでこれについては別に詳しく触れてみようと思います。

本当はマメの部分が大きいスナックエンドウを使いたかったのですが、地元ではなかなか売っている
ところが無く、最初のうちはどのスーパーでも常時扱っているインゲンを使うしかありませんでした。
インゲンはサヤによっては大き目のマメが入っているものも在るのですが、押し並べて「ハズレ」の
サヤが結構多く直径1~数ミリの幼果しか入っていないものが多いのです@@
下の容器に入った縦割りの奴なんて当たりも良いとこで、こんなのサヤ5~6本に一つの確率。


ただ、2齢になったばかりの小さな幼虫にはこうした柔らかい小さなマメの方が適しているとも言え、
いきなりスナックエンドウのような巨大な堅目のマメよりは良いのかもしれません。
この辺りは試行錯誤しながら最適な方法を探っていくしかないでしょうね。
インゲンからマメを集める効率の悪さ(コストパフォーマンスも悪い^^)に辟易してきた頃でもあります。

そして幼虫が中齢に成長したものも出始めたので、あちこちのスーパー巡りを敢行してやっと
スナックエンドウが常備してある店舗を見つけてきました。
これこれ。サヤを開くと大きなマメがぎっしりで、インゲンとはコスパが雲泥の差@@

ただマメが大きく食べでがあるものの皮は堅いため、カッターで半分に切り柔らかい中身を露出させて
与えた方が良いですね。
それにマメが球状のままだと容器を動かす度にコロコロと転がって鬱陶しい事この上ありません。
幼虫もさぞ鬱陶しいでしょうしね^^

中齢幼虫以降は加速度的に大きくなるものですが、季節的にかなり寒くなってきているのでこれからの
成長速度については何とも言えないところです。
いずれにしても来年3月の長期遠征出立までには少なくとも羽化成虫の展翅までこぎつけなければ
ならないのでちょっと気を揉むところですね。

とりあえず現段階までの成長過程でした^^

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