遂に飼育羽化させたゼフィルス類の展翅が終了しました^^
3月末の越冬卵の孵化から約2カ月半、「やっと終わったかあ」という思いです。
展翅板21本か・・・
1本に10頭は乗っているから、2百頭以上は展翅したことになるんだなあ。
2号5ミリ傾斜板の在庫はギリギリでした^^
ゼフしかやらない蝶屋さんならこの何倍かは出来たと思いますが、私のように様々な虫を究極的に
楽しむのが命題の人間にとってはとりあえずこれ位が限界値でしたね。
でも、これを見ると感無量・・・
来年以降はちょっとやりたい事があるので暫くゼフ飼育が出来なくなる公算が強いんですが、
採卵数からの孵化率および羽化率を勘案すると、やはり人工採卵に本格的に取り組む
必要性は感じましたね。
それもまあ、老後の課題かな。
熊本産アイノミドリB型やキリシマミドリAB型、ウラジロミドリA型などもあるし、冬に展翅版から
外すのが今から楽しみです^^
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カテゴリ : 蝶
九州地方ではうっとうしい雨が二日続いています。
気温も低目で暫くは半袖や短パンで過ごしていましたが、さすがに耐えられず、仕舞い込んだ
長袖を引っ張り出しました。
さて、採集にも行けないので溜まった採集品の整理や飼育材料の世話をしていますが、
今日は現在の「飼育室」の様子をご覧にいれます。
まずは、ようやく幼虫がすべて蛹化して手間が掛からなくなったゼフィルス達。
写真は約1週間前の様子で終齢幼虫が少し残っていたのですが、今はすべてが蛹です。
その時点での蛹達です。
今年は熊本と鹿児島のキリシマミドリシジミを重点的にやりました。♀のAB型狙いです。
次に多いのがほぼ南限の裏面の赤味が強いミドリシジミ、そして九州では少ないオオミドリです。
あとはウラジロミドリ、アイノミドリ、ウラミスジがほんの数頭ずつ。
アイノ、ウラミスジといった九州では採るのが難しいゼフの殆どは友人に奪取されました(泣)。
相当時間と手間を掛けて採卵したのに・・・
実は一番に蛹化したオオミドリが今日にも羽化しようとしていて、これからは毎日、
羽化成虫の取り込みと展翅(これがキツイ!)に明け暮れる日々が暫く続きます。
想像するだけでブルーだ・・・
1泊での採集行も暫くの間は無理だなあ。
そして材から羽脱しているカミキリ達の一部です。
殆どは普通種ですが、それらには実際ほとんど手が回っていません@@
現在はベニハンノキカミキリの羽脱が終了し、白イタヤの羽脱が続いているところです。
あと数日でクワからムネホシシロが出始め、今月下旬にはイチョウヒゲビロウドが出てきます。
今年はセーブして材を採りましたが、珍品も何かしら出るでしょう。
6月あたりから本格的な採集シーズンになるので、蝶とカミキリのいずれの飼育もそれまでには
完了させるという予定でやっているところです。
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ゼフィルス卵の孵化がピークを過ぎ、怒涛の飼育地獄に突入しています(汗)。
抱えているのは熊本産(以下同じ)アイノミドリ、ウラミスジ、オオミドリ、ウラジロミドリ、タダミドリ、
キリシマミドリ(鹿児島産含む)の6種ですが、ちょっと数が多いので最後はどうなるか予想がつきません。
今でも餌換えに毎日1~2時間を要していますので。
今年はタダミドリを除けば代用食として最も使い勝手が良いアラカシで飼育できる種類を選んで
採卵しました。
タダミドリの食樹(ケヤマハンノキ)のハンノキ科は水揚げが悪いため、生息地から幼木を
数本引き抜いてきて大型の鉢に植えています。今は5ミリほどの弱齢幼虫が小さな巣を作り始めています。
2~3日に一度、餌のアラカシを近くの丘陵地から調達していますが、10日ほど前は芽吹いたばかりの
ものを少量で良かったのが・・・
今ではこんな感じに^^
今後は調達量・頻度がもっと増えていきます。
プラシャーレは100個ほど持っており、基本は1シャーレに1頭と孵化直後から少数精鋭で飼うべき
なのですが、容器が足りないので中齢までは1シャーレ2頭体制で行きたいと思います。
写真は数日前の様子ですが、その後もまだまだシャーレ数は増えているところです。
種毎の生育の様子はおいおい報告していきますね。
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