サビアヤカミキリ | 蝶・カミキリ・昆虫を楽しむ!(九州・沖縄を中心に)

ノブオフトカミキリ、サビアヤカミキリが羽脱^^(2017.4.18)

石垣島に入る前に与那国島で採った材から、ノブオフトカミキリおよびサビアヤカミキリが羽脱を
始めました。

まずはノブオフトカミキリの♂。
野外ではなかなか見られない、真っ青でキズ一つ無い個体です。

昨日に写真を出したイシガキフトカミキリに極めて近縁で、同様にシイの生木に付くため採り難い
与那国特産のフトカミキリです。
今年はあまり材が採れなかったので、大事に標本にしたいと思います。

次いで、まあまあ採れたサビアヤカミキリ。

なんと、下敷きとして入れたティッシュを食べて白く丸い糞をしています@@
生命力旺盛ですねえ。

分布は広く決して珍しくはありませんが、ホストがタケ類のため苦手とする人が多く本種に
縁遠い人は多いと思います。
与那国のものは最西端産、そしてやや黄色味が強く斑紋もはっきりしているという特徴が
あるので気に入っています。

長期遠征はこうしたものを抱えながらの移動となるため大変なのですが、当方の中期計画
(五カ年計画)ではそれも今年までの辛抱です^^

材から脱出間近のカミキリ二題(2014.11.13)

材採集をしていると、脱出間近の成虫が現れることがあります。
まずはホストのクロツグ枯枝の蛹室内で見つかった与那国産ヨツスジカミキリの♂成虫。

本種は与那国島および西表島に産し、斑紋パターンにやや違いが見られます。
西表島と比べて与那国には比較的多く慣れれば探し易いのですが、クロツグは枝の形状や張出し方等が
禍してとてもビーティングがやり難いため、材採集が有効になってきます。
その方が美しい標本を得られますしね^^

次は同様に与那国島で発見したリュウキュウチク枯枝内のサビアヤカミキリ♀。

写真のように、ちょうど脱出口を開けているところでした。
自分から見つけてくれと言わんばかりの印を付けてくれていたわけです^^

本種は分布域は広いもののタケ依存性のため意外と各地の標本は集まりませんが、所々で軽微な
変異が見られます。

与那国産は日本最西端の個体群であり、やや小型で黄色味が強い傾向があります。
多い一画も見つけてあるので、来年はたくさんシバキませう。
(注:ボクはシバキ隊ではありません^^)

与那国で確認したカミキリの蛹三題(2014.3.18)

ここ与那国での材採集時に確認した数種のカミキリの蛹を紹介します。

まずは幼虫と共にとても黄色っぽいサビアヤカミキリの蛹。
巨大な頭部・マンディブルが特徴的ですね。触角が短いので♀個体かな。
材も結構採れて今年は与那国産の標本がたくさん出来そうです^^

次いで蛹室から出てきたヨツスジカミキリの蛹。触角の長さから♂と断定できます。
本種は幼虫、蛹共に純白さが際立ちますね。採集時の衝撃で木屑だらけになっています。

そして食入枝を削っていると、特別な詰め物の横に現れた蛹屋から顔を覗かせたのは・・・
与那国特産のノブオフトカミキリの蛹です。

大事な種類なので、しっかりテープで目張りして大きく「さなぎ」と注書き^^

蛹室を壊して蛹を取り出し全体像を写真に撮ろうかとも思いましたが、衝撃等での死亡率が格段に
高まるのでそのままにしておくことにしました。
でも「これじゃ全く見えないじゃないか」という声が聞こえてきそうです。

そうだよなあ、いっそ本種は削除するかと考えていると、前蛹の状態で採ったものをフィルムケースに
いれたままにしていたことを思い出しました。
急いで蓋を開けると・・・
「オッ、蛹になってる^^」

これがノブオフトカミキリの蛹(♀)です。
名前の通り典型的なフトカミキリの形状、雰囲気ですね。
顔面や背面(腹節)にはまばらで短い剛毛が生えています。


ただ一つ面白い特徴を発見しました。
蛹尾端のトゲ状の突起です。

これまで多種の蛹を見てきましたが、ここまでハッキリしたオプションは珍しいですね。
幼虫もそうですが、様々な種類の幼生期を見て比較するのは本当に勉強になります。
成虫も幼虫も、そして蛹も、満遍なく多角的に見られる虫屋を目指したいものです。

大食漢のサビアヤカミキリ幼虫(2014.2.14)

ストーブの点る寒い昨今の与那国です。
もう1週間ほど冷たい風雨が吹き荒れています。

真冬の最西端の島は予想以上に寒いですよ^^

さて、僕は相変わらず仕事漬けの毎日ですが、職場の脇にあった枯竹の一本を割ってみたところ、
中空の芯にカミキリの食糞が一杯に詰まっていました。

食痕の主はタケ類を専門に食うサビアヤカミキリです。
こんな幼虫です。

その食痕が長い長い^^
1メートル以上もあったでしょうか。
左端の方に幼虫が居ますが、食痕はまだまだ続いています。

サビアヤカミキリは暖かい地方から南西諸島にかけて広く分布しており、大きさや色彩に変異が結構
見られます。
与那国産は細いリュウキュウチクを食うので、一般に小型で黄色っぽいのが特徴ですね。

成虫で採ると何故かスレスレ、ボロボロの個体が多いのですが、材から羽脱させるとピカピカの標本が
得られます^^

 

石垣北部のサビアヤカミキリやら、シロオビヒカゲやら・・・(2013.5.5)

今日はこどもの日。世間では連休もそろそろ終わりなんですね。
そんな今日は裏石垣を流しながら北部まで行ってみました^^

やはりカタモンビロウドカミキリは少なくなったんだなあ、などと確認しながら辺りをいろいろと
探してみます。
すると初見のヤノヤハズカミキリをはじめ、キマダラヒメヒゲナガやチュウジョウトラ等の初夏物の
カミキリがポツポツと姿を見せます。

北部に着くと、いつもとは違うポイントを開拓しようとあちこち車を走らせます。
すると、石垣の低地では珍しいリュウキュウチクの群落に行き当たりました。
これなら石垣では諦めていた例のヤツが居るかもしれないと枯れ枝をほじっていると、サビアヤ
カミキリの蛹が出てきました^^

リュウキュウチクはせいぜい7~8ミリの太さしかないので、これをホストとするサビアヤは大変小さな
個体群ですね。
以前、オモト岳山頂のリュウキュウチク群落でも採ったことがありましたが、同個体群がこんな所にも
居るとは意外でした。

例のヤツも居るかもな・・・
探す楽しみが一つ増えました^^

もう一つ意外だったのはシロオビヒカゲを目撃したことで、本種がこんな北部で確認されたのは
殆ど初めてではないでしょうか。
ネットを持っていなかったのがとても残念。

そのほか、今日はヤエヤマクビナガハンミョウも初見日となりましたし、ヤエヤマフトカミキリ北部亜種も
数日前に採集しているので、悪天・低温傾向とは裏腹に着実に季節は進んでいるようです。

コインランドリーで見つけたサビアヤカミキリ(202.8.31)

近年の夏は地元熊本から車で長期の屋久島や大隅半島遠征に出ることが多くなっています。

毎日炎天下の中で採集をするので数日おきに現地のコインランドリーに行くんですね。
ですから私は屋久島等のコインランドリー事情に詳しいですよ^^
温泉も同様ですが^^

この夏、南隅のあるコインランドリーでふとドアのサッシを見上げたところ、大型のサビアヤカミキリが
留まっていました。
真横には小規模な竹林があり、昨晩ライトに誘引されたようです。

本種を筆頭に竹林性の昆虫は採り難いイメージがありますが、ツボを得て慣れると結構普通に
採集出来るようになります。

本種の場合は春先に老熟幼虫や蛹で採るのが良いですね。
探しやすい目印もあるし、傷一つ無い新鮮な標本が入手出来ますから^^

ところでこの個体は7月下旬とは言え結構綺麗でした。
羽化期はダラダラと長期に及ぶのでしょうね。

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