カテゴリ一覧 | 蝶・カミキリ・昆虫を楽しむ!(九州・沖縄を中心に)

レインボーセンチよ、お前もか・・・(2015.9.7)

唐突ですが、 「お前もか」と言うからには何らかの傾向があるということですが、何か分かります?

それは、徹底的な数の少なさなんですね。
先月中旬あたりからレインボーセンチの捕獲のため各地に5回ほど出向いているのですが最低・最悪の
結果となっています。
本当は3回目辺りで止めたかったのですが、依頼もあるし、確信を持ちたかったというのもあるし。
脱サラして郷里に戻って8年目。真面目に採集を重ねてきましたがこれほど全般的に虫が少ないと
感じる年は本当に初めて。

本州以北のことは分かりませんが、僕は今年も春の八重山を皮切りに季節を追いながらずっと
九州まで北進しつつ虫を採って来ました。
それぞれの地域を同列・同次元に語れるわけではありませんが、いずれでも「虫が少ない」と感じて
いるのでその傾向は間違いないと確信するのです。特に九州本土は最低。

で、レインボーセンチに話を戻すと前回の成績など2カ所の産地の合計がなんと十数頭@@
この虫の場合、まずトラップを仕掛けて翌日あるいは翌々日に回収のためにもう一度現場へ出向く
必要があります。
二回も出動して、20匹に満たず・・・ 費用・労力対効果は最悪と言うか「解」無し(泣)。

オムツ替え途中の前回回収分の一部。
これにゴシャゴシャ入っていればもっとやる気も起るんですがねえ・・・

個体数の少なさに併せてもどかしいのが天気と気温。
今年は秋雨前線停滞の影響で晴れ間が少ない上に気温も低目なので虫も不活発。
貧果に輪をかけてくれます・・・

まあ、修行と思ってあと1~2回は採集、いや貧果の検証に(^^)出向いてみようかとも考えています。

屋久島産ミヤマカラスアゲハが終齢・蛹に(2015.8.29)

飼育中の屋久島産ミヤマカラスアゲハですが、飼育環境に気遣っていることもありほぼ「落ちる」
ことなくスクスクと成長しています。
強制採卵数は40卵ほどでしたが、何故か四分の一は孵化せず。
しかし孵化したほぼ全ての幼虫が生存しており成績は良好です^^

以前の東京在住中、夏季に昼間は暑い社宅内で飼育したパピリオ類がすべて「溶けて」死滅して
しまったのは、完全に飼育環境の劣悪さだったんだなと改めて腑に落ちている次第です。
そうした教訓から、今回は可能な限り通気性を保ちほぼ常時冷房を利かせた部屋で飼育を行って
いるわけです。

下が2週間ほど前の状態(一部)。
ステージは基本3~4齢で、1頭だけ気の早いヤツが終齢となっています。

これは4齢のみ。ミヤマカラスらしくカマ首をもたげた奴がいますね^^

そして次が今の状態。ほぼ全てがこうした終齢となりました^^

右の4齢幼虫は終齢への変態直前であるのが分かると思います。

パンパンに張った大きな体に対して小さな頭部が目立ちますね(ボールのようにツルツルした部分)。

それが脱皮してこのような大きな終齢の頭部となるわけです(前胸にやや隠れて見え難い)。
終齢は本当に「ウワバミ」顔ですね^^

そして、最も成長スピードの速かった幼虫が先ほど蛹となりました。
葉の裏側で蛹化したためか緑型となっています。

一つの計算違いは、時期的に春型を作るにはまだ早いので夏型の延長としての秋型になるだろうと
思っていましたが、摂食量や個体の大きさからどうやら春型となってくれる雰囲気です^^
なにせ8月初旬から九州低地で飼育するのだから、年内にもう一化するだろうと思ったわけですよ。

ところが冷房を利かせた部屋、終齢時からは蓋を閉めたダンボール内で飼育したことから想定とは
異なる結果となるかもしれません。
冷房はかつての反省から、そしてダンボールの蓋をくり抜いて網を張るのが面倒だっただけなのです。
(春型を作りたかったら初齢時から真っ暗な環境で過させている)

春型を作出するのは簡単なのね^^

でも、現段階では春型になるとは言い切れないので暫くは推移を見守る必要があります。
(もちろん全てが年内に羽化する可能性もある)
ちょっと遅いですが意図的に明るい場所で育てる一群も作ってみようと思います。
全てが蛹化した頃にまたリポートしますね^^

九州では大珍品のシロシタバ、来た^^(2015.8.27)

台風15号襲来の直前、九州脊梁山地の高標高地点へ晩夏のナイターに行って来ました。
正直なところ月齢は「半月」とコンディションは既に良くないのですが、ここでのナイターは当たると
結構面白い虫が来るので年間に何回かはやっておかねばなりません。

僕の場合は極めて守備範囲が広く、甲虫でも蛾でも何でもイケルのでたとえハズレでも獲物が無いと
いうことはまずありません^^
ただ、今年は全般的に虫が少ないので少々腰の重い出動ではありました。

日没頃、ライトフィットを掛けながらポイントへ到着すると、九州とは言えど時期的にもうかなり涼しく
なってきていることに気付きます。ブナ帯という高標高でもあるため気温計を見ると20℃を切りそうです。
そして点灯。
・・・

うーん、やはり虫が集まってこないなあ。
半月もしっかり煌々としてやがるし。
いくら半月でも多少は虫が来るものなのですが、今日は本当に何も来ません。
蛾すらチラホラ程度。どうやら今日は最悪の貧果になりそうだな・・・

22時頃、今日は早仕舞いしようかと思っていると思いがけず濃霧が発生してきました。
これが上手く月を隠してくれた上に空気の動きも感じられるようになってきました。
「おやっ、こりゃ良いカンジじゃない?」
実はこうなってくると虫が集まり易いんですよ^^

予想通り、それまでは数匹しか居なかったカトカラ最普通種のゴマシオキシタバがポンポンと飛来し、
そしてやっと狙い目のヨシノキシタバも遂にやって来ました。
「オッ、来た来た! ビカビカの♀だーい^^(実はちょっとだけ欠けている)」
デジカメと毒ビンを持って慌てて駆け寄ります。

ヨシノは美しい珍品の上に(九州ではさらに珍品)♀では変異が多く、採集欲をそそられるものです。
僕は本州でも数個体を採っていますが間違いなく九州産は本邦最美で、最大個体群でもあります。
下の♀は極めて白帯が発達した珍しい型です^^

ヨシノに照準を合わせていると、ドデカイ蛾が半透明のスクリーンの反対側にぶつかりました。
裏面が一瞬見えましたが間違いなくカトカラです。
「うわあ~ シロシタバだあ!」
急いで裏側に回るとヤツは地面に留まっていました。
「逃げるなよ、エイッ!(カシャッ)」

ヨシノよりさらに珍品のシロシタバの撮影、捕獲に成功した瞬間です^^
本州では晩夏から秋にかけて幾らでも居る本種ですが、九州産は大珍品であって2~3年に1頭の
虫なんですよ(僕もやっと3頭目)。当日最大のヒットとなりました^^

濃霧と大気の動きは1時間程で終了しましたが、この間に当地では数年振りのキマエコノハを見ましたし
(採集出来ず)、下のようにネジロフトクチバあるいはツキワクチバ、ヤクシマヨトウ等の近年ほぼ土着
しつつある準遇産蛾も姿を見せました。

甲虫部門としては、ようやくキュウシュウオニクワガタが幾つか来ています。
やはり今年はオニクワも少ないなあ・・・
ちなみに、これは♂ですがナイターに来るのは♀の方が遥かに多いです。

キュウシュウヒメオオの♀も来ていました。本種の♂はまずナイターには来ませんね。
九州高山帯でも近年は極めて少なくなっています。

おや、コバネの♀だ。
このカミキリ、大好きなんですよねえ。ラッキー^^

地面ではオオオサムシも幾つかチョロチョロしています。転がった大きなヤマミミズの死体には
見向きもせず、ナイターに来た蛾を咥えて盗み去ろうとしているようです。逃がさじ^^
平野部のものよりかなり小型で、九州山地南部亜種(クマソオオオサムシ)に含まれるものです。

暫く忙しい一時でしたが、濃霧が去り日付が変わる頃になると新手の虫がほぼ来なくなりました。
気温も15℃近くまで下がっています。
今回のナイターはこれで終了と判断し、就寝。

翌朝はフィットを片付けながら下山しましたが、殆ど良い虫が入っていません。
ここまで虫が少ない年も本当に珍しい・・・
唯一良かったのが人生二頭目のクリイロカッコウムシ。高校時代に九州山地で採って以来です。

地味なカッコウムシですが九州では珍品、講談社の図鑑では九州が分布域に入っていないので
記録が殆ど無いのでしょうね。

今後は月齢がもっと悪くなるし虫の発生も悪いので、今季の高地ナイターはこれで終了です。

展足中のレインボーセンチコガネ(2015.8.22)

ここのところ、どうも天候具合が気に食わないためフィールドへ出撃出来ずにいます。
雨を臭わせる曇天、或いは雨マークを伴う予報ばかりで意気消沈。気温も低目なんですよねえ。
まあ大丈夫だろうとタカを括った結果、ポイントへ着いたらやはり雨だった・・・  
なんて展開は最悪にして愚。 時間、体力、金のムダです。

それで以前採った虫の展足や来月から参戦するオークション、コレクション・フェア等の準備に
時間を充てているところです。
展足が上がりつつあるレインボーセンチたち。



当ブログではお馴染みの虫ですが、殆どの地域の皆さんには驚くような色合いでしょう。
落ち着いた色調で撮っていますが、陽光下ではもっと煌(キラ)びやかです^^
これらは僕が提唱するレインボーベルトの中でも美しい産地のものですが(2~3番手かな^^)、
時期的には未だ数が少ないんですよねえ。

どうもこれから5日程は台風の影響もあるため引き続き自宅待機を強いられそうですが、秋晴れと
なったら各地のセンチをはじめとした糞虫類、その他に取り組みたいものです。
今晩から明日にかけては天気が持ちそうなので何処かへ行けるかも^^

今や大珍品、ヤエヤマトラカミキリ(2015.8.19)

かつてに比べると極めて採れなくなっているカミキリは結構多いものです。
探してもどうせ居ないからと、最初から諦めがちの代表の一つがヤエヤマトラカミキリでしょう。
現在の日本でほぼ確実にこのカミキリを採ることが出来る場所を挙げられる方はどれほど居られる
でしょうか?

ヤエヤマのトラカミキリというくらいですから、実はこの3年間密かに八重山各地で探していたのですが
一度もお目に掛かれませんでした。
浅学にして近年の八重山における記録を知りませんが、もしかすると彼の地では絶滅に近い状態
なのかもしれません。

以前は奄美大島の某土場で採れるのが有名でしたが、四半世紀振りに今夏行ってみるとその土場は
既に消滅しており奄美における記録も近年はあまり無いようです。
地元熊本の天草諸島でかつて記録が出たり、30年ほど前に僕自身が自宅周辺で数頭採ったり
しているので(未発表だが驚異的な記録)、意外と九州沿岸部および平野部が盲点になっているかもなあ
と思ったりもしています。これはまあ数年後からの課題にしてみましょう。

さて、では現在、どこに確実なポイントがあるかと言えば、ズバリ屋久島です。
それでもやはり珍品で、例年なら遠征中に1頭見れるかどうかなのですが今年は何故か調子が良く、
他の虫が極度に少ない中で二ケタに迫る個体を得ることが出来て笑みがこぼれました^^

逃がすかもしれないので普段は撮影など後回しなのですが、今年は幾つか採った段階で多少余裕が
生まれ初の生態写真に挑戦してみました。
暑い時間帯に伐採木をしつこく見て回ると、ちょこまかと動き回るヤエヤマトラ発見。

暫く動きを観察していると、木肌に産卵管を突き当てながら適当な産卵場所を探し始めました。
動きが緩慢となり、シャッターちゃーんす!

なかなか良い写真が撮れ満足です。もちろん撮影後は丁寧に取り込みましたが^^

実は僕は隣の種子島でも本種を材採集により幾つか羽脱させています(屋久島産とは色彩が異なる)。
カミキリ屋の中でも最も本種に縁のある一人なんだろうなあと思います。
本種については今後も注意深く探索を続けるつもりです。

少なかった7月のヤクルリセンチ(2015.8.16)

そろそろ本格的に地元のレインボーセンチコガネを、と思っていたところ、数日の雨天に水を差された
格好となっています。

センチ繋がりで、今夏の屋久島の回顧録です。
先月は恒例のヤクネキ等を狙った屋久島ツアーを敢行したのですが、メルマガ・ブログに認めたとおり
3大台風および極端な虫の少なさに苦労しました。

今年の狙い目の一つ、ヤクルリセンチコガネ(オオセンチ屋久島亜種)も同様に少ないものでした。
元々7月は本種にとって最盛期とは言えないのですが、例年なら少なからず路傍を飛ぶ本種を目にした
のは僅か2頭ほど。
せっかく用意した牛糞にはなんと1頭も来ない(!)という悲惨なものでありました。

そうした中でウン良く見つけたホヤホヤのヤクザルの糞に訪れていたヤクルリセンチ。
独特の色合いがとても良いです^^

暫くその場所で粘り追加個体を5頭ほど得ましたが、今年採ったのはなんとこれだけ・・・
来年あたりはヤクシマコブヤハズカミキリとのコラボで重点的に狙ってみようかとも思案中です。
秋の屋久島にも行っとかなきゃなりませんからね^^

なお、もう一つの狙い目の糞虫、ヤクシマエンマコガネはしっかりシバイてきましたよ。
基本的に僕は黒いだけのエンマ類にはほぼ食指が伸びないのですが、ヤクシマエンマの独特の前胸の
形状、その隆起具合(特に♂の)には魅了されますね。

ヤクルリセンチと同様に、屋久島特産のとっても良い虫です^^

屋久島産ミヤマカラスアゲハ秋型を作出中(2015.8.13)

久し振りの「飼育室から」です^^

今夏の屋久島遠征ではとても虫が少ない中で苦労したものですが、その中で目立ったのは
ミヤマカラスアゲハの多さでした。
例年はこれほど多くはないのですが、ツマベニチョウやウスキシロチョウと共に暫しの楽しい蝶採集の
ターゲットになってくれました^^

屋久島産は南限のミヤマカラスアゲハとして、アキリデスが好きな蝶屋さんの間では結構な人気者と
なっています。
冬季キリシマミドリシジミ屋久亜種の採卵に来る人は居ても、そのほか魅力的な特産種等がほぼ居ない
この島までシーズン中に遠征して来る蝶屋さんは殆ど居ないでしょう。
僕はここのところ何年もヤクネキ(ヤクシマホソコバネカミキリ)のシーズンに半月ほどはこの島に滞在
しますが、蝶屋さんの姿を見たことは未だ一度もありません。
屋久島産ミヤマカラスアゲハはコレクション・フェア等でも殆ど見た記憶が無いので、本土への供給量は
相対的に少ないものと思われます。

何を隠そう、僕も大のアキリデス・ファンなので野外品と格闘したのですが、やはりこうした大型の蝶は
翅が傷み易いためなかなか完全品が採れないものです。
とりあえず♀は綺麗な個体を幾つか確保できましたが、♂は飛び古したものが多く確保は断念しました。

そうした中、♀のボロが採れたので久し振りに「蝶の飼育」をしてみようかと思い立ちました。
特に遠征中は蝶の採集・飼育をやらないという禁を破っての試みです。
まあ、それほどこの島のミヤマカラスアゲハを渇望していたということなのでしょう^^

下が愛車のカーゴに吊り下げた人工採卵のための装置。
100均の洗濯袋と針金、クリップでちょちょちょーいと完成^^

これは産卵させるためのカラスザンショウの小枝。
カラスザンショウは水揚げが良いのでこうしておくと結構モチが良く、飼育を始めてからも野外から
採って来る際に使える方法です。

これらを人工採卵容器内にセットします。
固定には洗濯袋の外側からクリップで留めてやれば簡単^^

あとはこの中に母蝶を放り込み、定期的に給餌し続ければOK。
アゲハ類(グラフィウム属を除く)はかなり人工採卵が楽なグループで、数十卵レベルなら簡単に
入手することが出来ます。産み始めの♀なら3ケタの採卵も全く難しくありません。
ただ、今回使用した♀は殆ど産卵が終わっていたようで、ご臨終までに40卵ほどを残してくれた
のみでした。まあ、思い付きの試みだから今回はこんなもので良いでしょう^^

で、いきなり現在の姿です^^
遠征中や帰還後はなにかと忙しく、産卵中や孵化、初齢幼虫の写真は撮れませんでした。
あしからず。

通気性を考えてフタの一部を切り取り網を挟み込んだ飼育容器を作りました。
アゲハ類は湿度に極端に弱く、特に夏季は暑い場所で飼うとほぼ全滅します@@
密閉容器で飼うなんてトンデモアリマセン・・・
この点は春先に容器内で安易に飼えるゼフィルスなどより余程難しいグループと言えるでしょうね。

この中でスクスクと育つ2~3齢幼虫たち。


本来は春型を得たいのですが時期的にちょっと早いので、冷暗所で飼うのは止めて秋型として
育てることにしました。
8月下旬~9月頃に母蝶を採れば冷暗所で飼育することにより美しい春型が作出出来るのですが、
来春も早くから遠征に出る予定なので羽化成虫の取り込み、展翅も出来ません。
それに秋型の標本も必要なので(屋久島では年4回の発生ともされている)、妥当な判断でしょう^^

まだまだ厳しい残暑が続くので飼育もそれなりに大変ですが(大食漢でもあるので^^)、出来るだけ
生存率を高くすべく工夫しながら飼育を続けたいと思います。
途中経過はまた報告しますね。

レインボーセンチコガネの季節^^(2015.8.11)

8月も半ばとなり恒例のレインボーセンチコガネの季節となってきました。
ここ暫く阿蘇方面へ通っていたのはトラップの設置および回収のためです^^

今日回収したのは3カ所分。

夏枯れの時期でもあり、まだ個体数は少な目ですね。
今月下旬頃からが面白くなってくると思います^^

レインボーセンチはいつも大人気で、毎年幾ら採っても自分の分が残りません(泣)。
今年も数人の方から依頼されていることもあり、新たなポイント開拓も含め今後精力的にやっていく
ことになりそうです。

場所場所での色彩パターンがハンパ無く面白いので、折に触れて紹介しましょう^^

この時期に珍しいキバネニセリンゴカミキリ(2015.8.9)

九州脊梁山地でオヒョウやハルニレの葉を掬っているとこれが入りました。
九州特産種のキバネアラゲカミキリです。

本種をはじめとしたニレ科木本の葉を後食するカミキリ達の出現期はほぼ初夏までに終了しますが、
この時期まで生き残るケースは珍しいですね。しかも♂で完品だし。

ここ3年は春~初夏までの期間を八重山を主とした南西諸島で過していたため、このグループを
見たのは本当に久し振り。
しかし時期が遅いため得られたのはこの個体と真っ黒になったハンノオオルリカミキリ♀のみでした。

まあ数年後からはゆっくりシバイテやるから今日の所はこれでカンベンしてやろう^^

真夏の高原でクロシジミ採集(2015.8.8)

阿蘇高原での楽しみの一つは、全国的に激減しつつあるクロシジミがまだまだ見られることです。
時期的にはちょっと遅目なのですが、ここのところ阿蘇方面へ行く機会が増えているため生息域の
一カ所へ寄ってみました。

クロシジミは、アブラムシのコロニーにクロオオアリが多数訪れている植物の周りに潜んでいます。
そうした一画を叩くと飛び出して来るのでどこかに留まるのを目で追います。
ただ飛び方がとても不規則なので見逃してしまうことも多いですね。

これは♂。この時期としては結構鮮度が良いです。

腹ボテの♀。腹部がとても重たそうです。
しっかり沢山の卵を産んでね^^


♀は腹ボテの個体が多い時期だし汚損も進み始めているので採集は出来るだけ控えた方が良い
と思い極少数のみネットしました。

足元の下草に留まった♀。
新鮮そうに見えても後翅の縁毛に一部破損があります。飛び方が乱暴だからなあ。


ふと近くの木本植物を見るとクロシジミの卵塊が付いていました。
近くにはアブラムシのコロニーがあり、クロオオアリが多数アテンドしています。

孵化卵も見られますが、幼虫はこのコロニー内に潜り込んでいるんでしょうね。
クロシジミはいずれ、大量に飼育するつもりです^^

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