8月に入り益々酷暑の度が増しています(汗)。
日中はちょっと外出するだけで汗が吹き出し体力を消耗、全く何もやる気が起きません・・・
でも高原や高山帯では冷涼な空気が流れ、下界とは別世界です。
この時期になるとさすがに種類数は少ないもののまだ十分に虫採りを楽しむことが出来ます^^
阿蘇の草原で探したのはクロカメノコハムシ。
全身がほぼ漆黒の採集例の少ない、珍奇なカメノコハムシです。
何処にでもあるアザミ類に付くのですが、条件にうるさくなかなか姿を拝めません。
しつこくルッキングを重ねたところ、幼葉の奥に食痕と共にその姿を見出しました。

淡い緑の葉に真っ黒な体のコントラストが不思議。
カメノコ類と言うか、ハムシの中でも一風変わったポジションを有する種類と言えます。
次はビーティングで落とした別個体。
オリンパスTG-3の深度合成で撮ってみました。

ゴツゴツ感の在る、見れば見るほど不思議なカメノコです。
珍品度とポジション、とても僕好み^^
明日も阿蘇方面に赴くので、もう少し数を増やしておくとしましょう^^
タグ : クロカメノコハムシ
カテゴリ : 甲虫(その他)
ジリジリと灼熱の太陽光が照り付ける8月がいよいよやって来ました。
九州も遅い梅雨明けと共に暫くは晴天が続くようですが、暑過ぎて虫が採れそうな気がしません。
昨日、ドライブがてらちょっと地元のマイポイントを幾つか流してみましたが、暑いだけで虫の気配が
ほとんど無い・・・
空梅雨の春~初夏の八重山も虫が居ませんでしたが、夏の奄美~屋久島はそれに輪を掛けて
虫の少なさが際立ちました。そして真夏~秋の九州本土も虫が居ないのかしら。
各地で会う採集仲間も今年は全国的に虫が居ないと言ってるしなあ・・・
さて、これからの採集動向や如何に?
先月の屋久島でヤクネキ以外の数少ないヒットの一つ、ヤクシマトゲウスバ♀です。
一時の清涼剤にはなるかな^^

なお、本日中に今季の屋久島情報の詳細を記したメルマガ(南虫ニュースNo.40)を配信します^^
カテゴリ : カミキリ
昨日ちょっと触れたとおり、とかく悪天候と虫の少なさに苦しめられた今回の屋久島遠征でした。
でも、しっかりと帳尻は合せてきましたよ^^
オキナワホソコバネより遥かに、遙に、はるかーに珍品のヤクシマホソコバネ(ヤクネキ)です。
これは1頭目の小さいヤツ。

良いですねえ、このエレガントさ。
アマミやオキナワ系とは雲泥の差と言えましょう^^

さて、今年の屋久島ネキ決戦の結果はどうだったのか?
何頭のネキが採れたのか?
僕以外にネキを採った人は居たのか、居なかったのか?
なんか意味深・・・
例によって日本一詳しい今季の屋久島情報を満載したメルマガ(南虫ニュース)は近日中に
配信予定です^^
カテゴリ : カミキリ
昨日、屋久島行きのフェリー会社にTELしてみると台風9号の影響で欠航。
しかも現地の天気は今日・明日共に雨。 こんな状況では慌てて行っても仕方ありません。
状況を見ながら動けるのもスローライフの強みというもの^^
ということで、地元郊外へ1時間勝負のトラフカミキリ採集に行って来ました。
悪天の屋久島とは逆に地元熊本はここ連日、晴天に加え35℃超えの猛暑日@@
トラカミキリ類の採集には絶好の条件ですが汗はダラダラ、頭はクラクラで過酷でした。
九州のトラフはもう風前の灯ですからね。頑張って採っておかねばなりません。
僕にしても知り得る唯一の産地は高校時代から大事に見守ってきた一カ所の桑畑跡地です。
ただ一昨年、最良のご神木をはじめ数少ないクワの大木がほぼ全て伐採されてしまったので激減して
しまったのではないかと心配していました。
(参考)
クワご神木が伐採された一昨年の様子
この一画にはもう細目のクワしか残っていないのですが、1本1本をじっくり見回ってみると・・・
オッ、居た!

とりあえず今年も姿を見ることが出来たので一安心です。
次の写真の右側には住宅が映っていますね。このエリアには宅地化が迫っているのです。
冒頭に「1時間勝負」と書きましたが、クワの本数もその程度しか無いというわけなんですよ。
ただこれらは広範囲に分散しているので全てのクワが切られてしまうまであと数年は掛かるでしょう。
それまでに可能な限り多くの標本を残しておく必要があります。

念を入れてじっくり探すと予想よりは多くの個体を確認することが出来ました。
鮮度は良くタイミングはバッチリだったようです。
ペア連結の状態で産卵中の♀も幾つか確認出来ました^^


九州のトラフカミキリ、今や明らかにサタサビ(野母崎亜種ね^^)などより格上の珍品です。
事情が許せば屋久島行きの前にもう一度採集に行って来たいと思います。
タグ : トラフカミキリ
カテゴリ : カミキリ
長雨の狭間を縫って行ってきた半日採集で、3年振りに見たのはイタヤカミキリ。
阿蘇地域の本種はエリトラの帯が白くなる一風変わった型となります。

ハッとするような純白感が良いですねえ。
全身茶色っぽいノーマル型を見慣れた方がいきなり現場でこれを見たら、ビックリされることと思います^^

残念ながら時期的に遅く♀しか見ることが出来ませんでした。
数年後から九州本土回帰の採集活動に入るので、いずれタンマリとシバキませう^^
タグ : イタヤカミキリ
カテゴリ : カミキリ
長雨の合間を縫って、比較的近場のポイントへ二種のナカボソタマムシ(coraebus属)を探しに
行って来ました。
行先は阿蘇方面。
これらは森林部というよりは草原が山肌を覆う疎林地帯に息付くタマムシ達です。
所々にヤマボウシの木があり、ちょうど今は一見すると花と見紛う総苞片が目立つ時期です。
正直サビナカボソタマムシの時期にはやや遅いのですが、枝先を丁寧に救うと「コロン」とネットの中に
落ちる姿が見えました^^
齧り跡が付いた総苞片に摑まっている格好です。

やっと♀が幾つか採れただけだったので、やはり発生末期なんでしょうね。

一方背の低いサワフタギの葉を丁寧に探していくと、青く光って美しいミヤマナカボソタマムシを
見つけることが出来ます。
タマムシは敏感なので近付くと直ぐ動き出すため拡大写真を撮るのが難しいんですよねえ。
カメラを近付けると飛んで逃げる個体も多いです。
それに風も強いので葉が揺れてなかなかピンが合いません(泣)。

このポイントのサワフタギは背が低いので、手掴みで採ることが出来てとても楽しいんですよ^^
時期的には最盛期のはずですが今年は少ないかな。

二種とも3年振りに会えたのでテンションが上がった日でした^^
タグ : サビナカボソタマムシ, ミヤマナカボソタマムシ
カテゴリ : タマムシ
長雨でフィールドへ出れない中、我が家では石垣産ミスジクビボソハムシが初めて羽化しました。
意外と簡単でした^^

写真では羽化した成虫のほか、繭と蛹が確認出来ますね。
繭は土中から掘り出したもので、実際は土中で羽化した成虫は自力で地上に這い上がって来ます。

累代もやってみようと思いますが、もう少しで奄美・屋久採集へなだれ込むので「うやむや」になっちゃう
かもなあ・・・
タグ : ミスジクビボソハムシ
カテゴリ : 甲虫(その他)
一昨日は地元熊本の一部に避難勧告が出るほどの大雨でしたが、ここ二日は一旦雨が止み小康状態
となっています。
予報では一瞬晴れのマークが出たので「さあ採集だ!」と準備していたのですが、一夜明けると
再び雨マークに変わっておりガッカリ。
仕方がないので西表島から持ち帰ったキノコ残骸をバラしてみることにしました。
もちろん、現地にてイリオモテコブスジツノゴミムシダマシがちゃんと巣食っていることを確認しています。
食われてボロボロになった塊の一つを手で崩していきます。
この瞬間がとても楽しい^^
すると・・・
出ました! 本種のコロニーです^^

このキノコはちょうど食い頃だったようで、絵に描いたような格好で次々に成虫が現れます。


羽化直後の大きな♂。
なんか、ウルトラQのナメゴンみたい(リアルタイムで見ていた世代じゃないですが^^)。

成虫の数が最も多いのですが幼虫や蛹も居て(たぶん卵も)、世代を少しずつズラしながら何時でも
成虫が出現しているタイプの虫なんでしょうね。
これは親類のヒメコブスジツノゴミムシダマシにも言えます。
(参考)
昨年秋の九州脊梁山地にて確認したヒメコブスジツノゴミダマ
キノコを全部崩すと勿体ないので少しだけ未だ堅めの幾つかを残しておきました。
もし夏~秋まで生き残るようなら、九州のキノコでも繁殖出来るか試してみようかな^^
カテゴリ : 甲虫(その他)
一昨日の夜、雨の地元熊本へ降り立ちました。
カラ梅雨の八重山と違い九州は雨模様が濃く、滑走路上空の雨雲が厚いため僕が乗った機は着陸を
やり直す場面があり肝を冷やしました@@
昨年も書いた記憶がありますが、八重山から九州に戻ると空気がヒンヤリしているのを感じますね。
同時に清涼感もあります。向こうの6月はもう蒸し暑いの一言ですから。
さあ3年振りに6月の九州の虫を採るぞ、と意気込んでいましたが、こっちは順当に梅雨空なんですね。
八重山の天気とは好対照です。予報から雨マークが消えれば速攻で何処かに行って来ます^^
さて、フィールドへ出れないので八重山から連れて帰ってきたミスジクビボソハムシのエサ替えを
行ったところ。得意の100均カゴです^^

自分の糞を被るというバカな奴なので、辺りがドロドロになり結構大変なんですよ。
余計な生態しやがって・・・。
今年は石垣で結構広大な繁殖地を発見しましたが、6月上旬にはホストのセンナリホウズキの群落は
他植物に押されて劣勢となり枯れた株も多く見受けられました。
昨年の産地もそうでしたが、本種の生息地はこのように消滅・移動を繰り返しているようです。
来年からは狙う予定が無いため、出来るだけ手持ち標本の数を増やしておこうと思います。
そしてこれは西表島のジャングルで採ってきたキノコの残骸。

もちろんイリオモテコブスジツノゴミムシダマシのコロニーを確認しています。
そろそろ羽化したカッコイイ成虫が溜まっている頃と思いますので、明日にでもあばいてみますか。
結果はまたお知らせしますね^^
タグ : イリオモテコブスジツノゴミムシダマシ, ミスジクビボソハムシ
カテゴリ : 甲虫(その他)
6月の旬の虫は、ということで見に行ってきたのはキボシフナガタタマムシ。
波打ち際の砂浜に這うように生えるハマゴウに現れる変わったタマムシです。
そろそろ最盛期を迎える頃合いで、多い一画ではハマゴウの枝先を見ていくと次々に見つかります^^
早速居ました。
近付くと直ぐに動き出すので深度合成写真がなかなか撮れない虫です。
それに直射日光の照り返しの強い砂浜なので、デジカメ操作をしているだけで汗ダラダラ・・・

柔らかい花弁が好まれるため、花の部分に何頭も留まっている場面もよく見られます。

これは3頭が仲良く並んでいるところ。
周りの葉はかなり齧られており、糞も見えますね。

本種で面白いのは枝先で比較的長い間ホバリングすることで、何かアブを見ているようです。
形態といい、生息環境といい、生態といい、どうも日本のタマムシ離れしているんだよなあ。
(参考)
昨年見つけたキボシフナガタタマムシの産卵シーン
6月に八重山でゆっくり採集する機会は無くなると思うので、ちょっと多めに摘んでおきました^^
タグ : キボシフナガタタマムシ
カテゴリ : タマムシ