明日から1カ月程度 、八重山方面に沈没します。
シーズンの幕開け早々の時期で、本土では虫の発生も未だ大したことがないし、久し振りに
八重山の風景も見たくなったことなどが行く理由です。
最後に八重山方面に遠征したのが2017年だったので実に6年振りの来訪となります。
石垣島のオモト岳山腹からの眺望。南国の自然の雰囲気。

今回は「遠征」では無く、「沈没」です。よって採集はしません^^
というのは冗談ですがあながち間違いでもなく、採集も一応はしますがかつてのように晴れれば体に
ムチ打って採集に出る、という刹那的な行動は行いません。
もうそんな採集行動には飽きたし、彼の地でこの時期に採るべき虫ももう無いのが正直なところ。
十数年前の採集記録を見直してみましたが、ある日などは朝一でオモト岳山頂まで登り、下りると
石垣島最北端の平久保へ行き、戻って宿で少し休んだ後に再度オモト岳へ登る、というクレイジーな
活動を行っていました。今やったら死ぬよ@@ やる必要も無いしね。
標本箱やタトウを見直して、もう少し数が欲しい種類を必要なだけ追う、という程度にする予定です。
44歳リタイア後の過去15年間、1年中虫を追う生活をして一度病みました。
好きな事でもやり過ぎは良くないことだと理解しました。
虫を見たくもない状態は数年前が最も酷く、現在は随分回復していますが未だにリバビリ中です。
かつて八重山で5~6年長期滞在しながら虫採りをしましたが、当時関心があったのは虫のみ。
食を楽しんだり名勝を巡るなど普通の観光客が行う行動は全くやってこなかったので、今回は
そちらをメインに楽しんで来ようと思います。
真面目に採集するかどうかは別として、かつて虫を追った各ポイントにももちろん訪れます。
あれから6年経ったので各地の状況も相当変わっているでしょう。それを確認するのも楽しみです。
そして、かつては居た虫が其処に居なくても、もう何とも思わないと思います。
体力も気力も充実していた頃で、採るべきモノは確実に採ったし既に思い残すところはありません。
久し振りに八重山の風景が見たい、其処に身を置きたい、それだけかな。
八重山へ行くに当たり、かつて現地で知り合った方々に連絡を取ろうとしましたが既に亡くなったり、
商売を止めたり連絡が付かなくなった人が何人か居ました。
自分が6歳年を取ったと同時に、全ての時間が6年分流れたんだなあ。
これは与那国島で撮った夕日。

さて、今回は沈没なので虫を採ったとしてもブログ更新はあまり行わない予定です。同じ種類について
書いても当時のブログ内容の濃さには到底適わないので意味が無いと思いますのでね。
気が向けば更新するかもしれないし、帰宅後に書くことがあるかもしれません。
では、行って来ます^^
もはや僕の専売特許のようになってしまっている^^、(枯)竹を食う虫達の今を見てきました。
タケ食いの虫達の幾つかは冬の時期に独特の生態を見せるので、やる事の少ないこの時期に格好の
ターゲットになってくれます。
ここは熊本市の西部から連なる低山帯。
自宅から30分以内で行ける手頃なポイントなので昔からよく通っています。

メダケの竹林。枯れた竹を一つひとつ物色します。

すると・・・
まず出て来るのは成虫で越冬中のニホンホホビロコメツキモドキ。
スマートで符節の広がりが小さいのは♂です。

こちらはやや体形が幅広く符節が大きく広がる♀。左頬が張り出すというなんとも不格好な頭部を
持つ唯一無二の存在。不動の人気を持ちます^^

♀はタケの一節に一卵ずつ産卵するので、全てが上手く育つと竹を割り割いた際に節毎に1頭ずつの
本種が現れ壮観です^^
ちなみにこれは本種が脱出のため予め作っている「仮脱出口」。皮一枚で樹皮スレスレまで齧っており、
脱出間際に最後の一齧りで穴を貫通させるものと思われます。

この時期の枯竹に付きもののハイイロヤハズカミキリ。自然状態で採ると意外なほどに少ないですが、
中にはびっくりするほど小型の個体が居ます。普通は竹の本軸部分で育ちますが、小枝部分で成虫まで
育ってしまうと極小個体となります。小指の大きさと比較してみてね^^

ちなみに此処にはウスアヤカミキリ原亜種も居ますが、ハイイロヤハズよりさらに少なく南西諸島のような
個体数の多いタイプの虫ではなくなることに注意すべきでしょう。今回成虫は全く現れず、小さな幼虫が
やっと1頭確認出来たに留まりました(写真撮らず)。
そして本来の目的の一つ、ササセマルヒゲナガゾウがやっと1頭(♀)現れました。竹に付くヒゲナガゾウ
として著名ですが、決して多い虫ではありません。

本個体が入っていた蛹室。竹の節付近を食害し木屑を一杯に詰め、その中に蛹室を作りその中で成虫越冬します。

今回主目的の某ヒゲナガゾウムシも確認出来ましたが、これは現在研究者と共に詳しく調査している段階
なのでいずれ公表したいと思っています。今回決定的な画像を撮れましたが今は控えておきましょう。
低山帯原生林のポイント、シーズンの竹林には上記に加えタケトゲハムシやホウアカオサゾウムシ等も
現れます。今シーズンもゴチになります^^
平地で20℃を越す晴天という予報の中、朝6:45頃には阿蘇方面に向けて出発。
今日は日曜日。観光地はメチャ込みするのが分かっているので相当早く家を出ました。
近年は昆虫各種が採り難くなっているので慣れたベニハンノキなら遊んでくれるだろうとの目論見です^^
まずは地元熊本県で7~8年前に数匹採ったムモンベニカミキリの材を探してみようとポイントへ。
3~40分ほどカシワの枝先を見て回るも過去数年の古いものも含めて全く食痕は無し。僕は本種を
採り慣れているので短時間見て回れば状況が把握出来ます。
7~8年前に数匹は居たのだから当ポイントでは絶えていないと思われますがやはり相当厳しいですね。
少なくとも当ポイントは九州一確実なので2~3年に一度は確認のため訪れようと思います。
ちなみに大分県のかつての多産地・・・は個人的には既に絶滅扱いです^^
何も採らないのはシャクなので、樹皮下にヨツボシチビヒラタらしい幼虫の食痕の付いたカシワの枯れ枝を
少し採ってきました。
次いでベニハンノキのマイポイントへ。少し急坂を歩くのでキツイですが、その甲斐あって何時も
ベニハンノキの材が結構採れます^^
森林限界のヤシャブシ林。伊豆大島の三原山のポイントにも良く似ておりますなあ。

確認のため1頭だけ割り出したベニハンノキ前蛹。これから約2カ月で蛹化、蛹を経て野外に出てきます。
今年は豊産とは言えないものの必要十分の量は確保出来ました。何時も裏切らないね、此処は^^

何時もの南側からの柔らかな眺望とは異なり、北側から見る阿蘇連山は険しい風情だなあ。
帰りにはジュウニキボシカミキリのポイントに寄ってホストのセンノキ材を少し採りました。
そして今日採った全てのカミキリ材をある場所にまとめて置いて本日のミッション終了。
材を現地に残すのはある理由で暫く面倒が見れないためです。下界に下ろすと相当早く羽脱するのでね。
現地なら通常の発生時期までに回収すれば大丈ブイ^^
その理由はいずれ・・・(前に言ったかな?)。
おまけ。
帰路に見た「野焼き」の現場。近年地元では阿蘇の野焼きが相当復活しており、今日も方々の山々から
煙が上がっていました。多くの観光客がスマホやデジカメで撮っていましたよ。

牛舎で厳冬期を過ごした牛達もそろそろ野原に戻って来ます。本格的な虫の発生は未だ先ですが、
今シーズンも阿蘇方面にはお世話になりそうです^^
昨年9月から行ってきた今期オークション出品は今月11・12両日の落札分で終了しました。
最終回は66名の方々から御落札を頂き盛況でした。厚く御礼を申し上げます。
例年のように全10回、ほぼ二週間に一回の実施で概ね無理なく行えました。さすがに最終回は
本気で取り組んだので本展足・出品作業にも時間を有したし、何よりパッキング・発送作業にも
てんてこ舞いです(現在進行中)。
とは言え、発送作業も昨日までにヤマは越えたので本日からは日に数件の発送で済みそうです。
そして理想通りに行けば来週月曜日の発送で完全に終了と。
まだまだ冬の気温が続きますが時は2月も中旬。そろそろ春の足音も聞こえてくる頃となりました。
今年は5~6年振りに春の遠征に行こうとしているので諸々の準備も始める必要がありますが
まだ時間はあります。
そこで・・・オークション出品をもう一回やろうと思います。今月下旬~来月上旬頃に出品するので
ご興味をお持ちの方はその頃にオークションサイトをご覧頂けると幸いです。
次回(今期11回目)の出品は普段の様に本展足は行わず仮展足のものになるのでお含みおき下さい。
ただ、仮展足とは言え当方のものはそんなに悪くはないと思います。ご覧になった上で問題なければ
ご参加方よろしくお願いします。
今回は簡単なお知らせでした。
暖かい日にはそろそろ採集にも出ようと思います^^
むし社から遂に日本産カミキリムシ大図鑑(Ⅱ)が発刊されました。
2018年12月の同(Ⅰ)の発刊から4年余、正に満を持しての登場といったところでしょうか。
種レベル、亜種レベル共に格上げ、格下げが多く(@@)、パラパラめくった程度では到底頭に入りません^^
近頃は頭を使う勉強を全くすることがないため、読み込んで情報を咀嚼、記憶にとどめる作業を
暫くは楽しく行えそうです。
ガビーン、屋久島のクロキスジトラが独立種に昇格~

あれ、アシナガゴマフが無くなっちゃった・・・

パチパチパチ、一部各島のフタオビミドリトラは僕も思っていた通りそれぞれ独立亜種に。

そして、僕の名前もまた新亜種に付けて頂きました^^
4年余を費やしての誕生だけに、もうね、新知見・組み換えがてんこ盛り。
5~6年振りの春の遠征にも実に有益。じっくり楽しませて頂きます^^
今年は遂に還暦を迎えることに鑑み、今後はこれまでにやってこなかった事に挑戦していこうと思います。
その新しい事とは・・・
「全都道府県での採集」です^^
これ、やりそうでやる人があまり居ない取り組みではないでしょうか?
僕は甲虫・レピの大所は押さえているのでどんな所でもポイントを見出すことが出来ます。
その点は誰よりも有利かもしれませんね。
採集していない県に併せて、やっていない島もこれに加えていこうと思います。
今年は北海道と甑島には必ず行くつもりなので初年度の最低限の予定は立っています。
備忘として、ここで未だ採集していない場所を整理しておこうと思います。
※八地方区分による(今年遠征予定の北海道を除く)採集したことのない府県
東北(青森県、岩手県、秋田県、宮城県)
関東(無し)・・・全勝
中部(富山県、石川県、福井県)
近畿(三重県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県)・・・全滅
中国(鳥取県、島根県、岡山県、山口)
四国(徳島県、香川県、愛媛県、高知県)・・・全滅
九州(無し)・・・全勝
人の住環境から考えれば一目瞭然ですが偏りが目立ちますね。
大学時代から四半世紀住んでいた東京・神奈川を有する関東は全て制覇ですし、近くて最良採集地が
多い山梨や長野にも当然足繁く通っています。九州は地元ですから全県制覇は当たり前ですね。
逆に弱い地域を見ると、福島・山形以外の東北四県、北陸の日本海側、広島を除く中国四県。
近畿、四国の両地域が全滅、と。
いやあ、実に偏り過ぎ^^
確かにニセ関西弁を操る割には関西エリアにはあまり興味が無かったし、四国も幾つかの種類を
除いて地域としての訴求熱は無かったことに改めて気付きました。
中国にしても虫友に案内して頂いた広島県以外には食指が伸びませんでしたねえ。
東北、北陸方面はチト遠過ぎた^^
と言いますか、これまで特定の場所に拘り過ぎただけのような気もします。
攻略法としては、東北四県は狙いどころが比較的明確なので一気に巡れるでしょう。北海道には何度か
行くことになるので掛けることも出来そうです。
北陸の日本海側は美味いモノと兼ねてこれも一気にやりたいですね。
九州から近い中国・四国はセダカコブ等を狙いながらチマチマやるのでこれらもイメージし易いです。
問題は関西。地理的にも文化的にも全くのアウェーなので全くイメージが掴めません。
地元の虫屋さんのご協力を得ながら、地理・文化の習得も兼ねて少しずつやっていくしかないですね。
44歳でリタイアして以来の15年間、いわゆる第二の人生は前シーズンまでとし、今シーズンからは
第三の人生と位置付けてマンネリ化を打破するとともに新たなやり甲斐を見出していこうと思います。
今日はその「宣言」をしたことにして、終わりにしておきます。
今後はもっと詳しく計画を練り(何処で何を狙うか等)、上表に加筆しながら実行していきます。
その様子も当ブログで発信していこうと思います。
このほど蝶屋さんのお友達を募集することにしました。
とりあえずはお会いし易い熊本県内の方を募集しますが、場合によっては近隣県の方でも可と
させて頂こうと思います。
44歳でリタイアしたのが約15年前。この間は体力がより必要な甲虫をメインに活動してきましたが
来年は還暦を迎えることもあり昔からやりたかった蝶にも時間を割いていこうと考えています。
そこで近場に蝶屋さんのお友達がいたら良いな、というわけです^^
現在の当方の蝶に関する関心は以下のとおりです(今思い付いただけなのでもう少し広範囲と思う)。
・アゲハではアキリデスの採集・飼育、白化ナガサキアゲハ
・シジミではブルーの良いとこの採集・飼育、ゼフ飼育、ゴマ系、オオルリ飼育、クロシジミ、イワカワなど
・タテハではスミナガシ、オオムラ、(クロ)コムラ、オオウラギン、フタオなどの採集・飼育
・ジャノメでは各地クロヒモ、九州キマモ、シロオビヒカゲ飼育、ヤマキマやウラナミジャノメ類など少し
・シロチョウはクモツキ飼育(いずれヤマキ飼育もやりたい)くらいかな
※やらないもの ギフ(特殊なものの飼育はやるかも)、バシロ。普通種一般
海外産は現在では購入のみとなっていますが、以下のようなグループを集めているのでこれらと話が
合う方だと有難いです。
フタオ(アフリカ区除く)、テング・オウゴンテング、トリバネ・キシタの一部、アキリデス、
カッコイイタテハ類、美シジミ、各地メムノン♀、ツマベニ♀などなど
上記から分かるように超ミーハーです^^
虫は摘まみ食いこそ醍醐味だし、全てなんか絶対にムリですしね。
僕は甲虫の分野もこうした嗜好で採る・集めるを実践しつつあるところです。
情報交換したり、一緒に採集したり出来ればと思いますし、当方が遠征する場合に飼育を一部お願い
することもあるでしょうし、標本類を差し上げたりも出来ると思います。
ちなみに虫友関係での金銭のやりとりは一切ありませんので申し添えます。
なお最低限、それなりの活動経験、展翅能力および飼育能力がある方とさせていただきます。
これはお互いの能力が離れ過ぎていると上手く行かないからで、これはご容赦下さい。
上記の当方の関心事に共鳴される我と思わん方は以下のアドレスまでご一報お願いします。
southern_insect@yahoo.co.jp
とりあえず期限は設けませんので、ご連絡方よろしくお願いします!!
師走を目前に控え、今年もすっかり冬の様相となってきました。
そこで避暑のため山に上げていたクモマツマキチョウの蛹を回収に、と出発。
九州山地方面も紅葉を過ぎて落葉樹は殆ど葉を落としています。

しかし、なんと途中で崖崩れのため通行不可に・・・

これじゃあ回収は来春にせざるを得ないなあ。九州とは言え高標高は積雪で行けなくなるし、ここまで
大袈裟に崩れていると積雪までの復旧は無理でしょう。
頭を切り替えて今日はカミキリの材でも探しましょうかね。ちなみに来春は久し振りに八重山方面へ
遠征する予定なのでゼフの採卵は出来ません。
今日は見つけ易いケヤキ材を探すことにしました。狙い目はアカジマトラカミキリですが、崖沿いにケヤキは
多いものの本種が好む太い枯れ枝はほぼ落ちていません。細い枝は見つかるので適当に拾って幼虫の
食痕のある部分をほじくっていると、成虫越冬中のキンケトラカミキリが出てきました。

うーむ、やはり九州ではアカジマトラは難しいなあ。東京在住時によく行った山梨県にはアカジマトラが多く
材を取り易いポイントが在ったのですが、九州ではそう上手くは行きません。結局アカジマトラらしい大きな
食痕は現れず、出てもキンケトラが幾つかという結果でした。
次いで、クロキモンカミキリを採ったことのあるミズキの大木の所へ行ってみると、頃良い枝が二本ほど
落ちています。薄い樹皮を所々剥がしてみると、樹皮下に小さめの食痕が散見されます。
まず間違いなくクロキモンでしょう。数カ所のミズキの根元に落ちていた枝を集めて材箱に収納したのが下。
久し振りに一杯出れば良いなあ。

次に来るときは何を狙いましょうかね^^
ここ1~2週間でめっきり秋も深まって来ました。真昼でも20℃を少し超える程度だし、夜も更けると
更に一枚羽織らないと寒くて過ごせなくなってきました。
そうした時期なので現在主に取り組んでいるレインボーセンチも、山手の産地のものは気温が下がり
過ぎてシーズンは終わったようです。
そこで終盤に狙っているのが低山帯のレインボーセンチです。この場所は熊本市の西部で、いわゆる
レインボーベルト(中央構造線にほぼ重なる)の最西端の個体群と言えるものです。
もちろん単色の個体も居ますが、胸部からエリトラにかけて抜けるように色が変わっていく個体が
結構散見されます(ツートンカラーのようになる)。
自宅から20分もあれば行けるので、もうね、僕の専売特許と言ってもよい個体群なわけ。
(僕が見つけたしね^^)
こんな独特のヤツらです^^
こうした色彩群はレインボーベルトの東~中部(祖母山周辺~南阿蘇外輪山~益城町)では
見ることが出来ません。言わば最西端の限定色と言って良いものです。

レインボーセンチは南阿蘇の最美群が次第に色彩の鮮明さを落としながら、益城町(熊本地震で
最も大きな被害が出た地域。構造線上に在る)の裏山まで一応カラフルな群が分布します。
しかし、その先(西側)は平地の住宅地帯(熊本市中心部)が続くのでセンチの分布は一旦分断されます。
(カラフル色も其処でリセットされる)
そして熊本市西区の住宅街の裏山からまたセンチが現れ、これが実質的に最西端のレインボーセンチ
というわけです。
低地産なので阿蘇等の山手のレインボー群より一回り以上大きく、体形もちょっと変わってきます。
平地~低山帯の個体群は11月一杯位までは活動すると思うので、今年は出来れば宇土半島~天草に
かけて多少調べることが出来ればと思っています。
最美レインボーセンチの産地と言えば、祖母山周辺および南阿蘇地域の二つが在ります。
両者は甲乙付け難いので今後も「最美の」という枕詞はこの2産地を表すものとします。
先日祖母山の様子を見てきたので、今回は南阿蘇の方はどうじゃろかい、と行って来ました。
このポイントでは10年前に大発生しており、行く度に1メートル(1m=何cm?)は採れたので
期待出来る場所です。
行きがけの阿蘇連山。今日は稲穂が実る黄金の絨毯を写してみました。

ポイントは二か所あり、まずは杉林に仕掛けた糞トラップを見ます。
此処も祖母山のポイントと同様に下枝打ちされてから一気に激減したんだよなあ。あれから
5年以上は経つので多少は数も戻っているんじゃないか・・・

と思いながらほじくるも、出て来るのはゴホンヅノダイコクが殆ど。

レインボーセンチも多少は出て来るものの、ゴホンヅノの方が圧倒的に多い。
上の写真の様に未だ林内は明るいからなあ。その割にはオオセンチが少なくて良いけどね。
そうだ、ゴホンヅノダイコクの在庫もすっかり無くなっているので今日はゴホンヅノ採集日としよう。
と思いつつ大型個体を中心にせっせと摘まみます。
そして次のポイントへ。此処は植林地帯ではなく全くの野生林なので期待が持てます。
環境は10年前と全く変わっていないようです。

確かにレインボーセンチは先ほどの杉林よりは出て来るものの期待したよりは遥かに少ないですね。
良いとこ30センチちょっとと言った感じかな。

まあ此処のポテンシャルは大体こんなものかもしれません。以前の連日1メートルというのはやはり
異常値なわけでね。野生鹿の数や諸々の条件で数は増減するんでしょう。
野生鹿の数も一頃よりは減っているようだし、それなら糞虫も減るよね。
南阿蘇には他にも幾つかトラップに適した場所が在るので、今後も試してみようと思っています。