カテゴリ一覧 | 蝶・カミキリ・昆虫を楽しむ!(九州・沖縄を中心に)

ミスジクビボソハムシの老熟幼虫に土を与えたら・・・(2015.6.6)

未だ飼育が一般的ではないと思われるミスジクビボソハムシ。
近年、八重山地方に移入してきた北米原産の美しいハムシです。

飼育中の一部の幼虫が老熟し、食草から離れて歩き回っていたので土を張った容器に移したところ、
一斉に潜り始めました。
しめしめ思った通り^^

まあLema属ですからね、当たり前のことではあるけど計算どおりにコトが運ぶのは気持ちの良い
ものです^^

問題は卵、弱齢~中齢のヤツらだな。
食草の問題もあるし、こっちは計算どおりに行くか・・・

なお、メルマガ読者さんにはお伝えしてきたとおり、今季の八重山は早く切り上げるため滞在期間は
あと数日を残すのみ。
今年は虫が少ないし(カラ梅雨でますます少ない@@)、ちょうど良い頃合いかな。

明日は食草や荷物を送る算段をしないとな。

今が旬のフタツメイエカミキリ(2015.6.5)

酷い日差しを避けて日陰の農道を歩いていると、木立ちの葉が重なった部分に何か黒っぽいものが
見えました。虫だな、ありゃ。

近付いてみると、旬の虫・フタツメイエカミキリ(♂)です。

夜行性の本種は昼間は基本的に表からは見えない物影に隠れているのですが、油断して(?)
中途半端な場所を選んじゃったんですね。
そんなフラチな奴は、ターイホ^^

偶然ですがフタツメイエ(中央下に見えます)が居た所のちょっと上(中央上)の葉裏には生き残りの
シロアラゲカミキリ♀が留まっていました。
次世代を残してもらうためにもこっちは逮捕せず(スレてるし)。

そして夜、見つけておいたクロヨナ立ち枯れを見に行くと、予想通りフタツメイエの姿が^^

ただこの木は15センチ程の太さしかなく、昨年見つけた大径のクロヨナ伐採木にはポテンシャル上
とても敵いません。
マンディブルが発達した巨大♂はまずこんな細い木では見つからないんですよねえ。

(参考)
昨年のマンディブルが究極に発達した巨大♂

本土に戻る前にもうちょっと摘めれば良いな(出来れば大きな奴を^^)。

時期を逸した石垣のアカヒラタカメノコハムシ(2015.6.4)

林縁のショウベンノキの葉を見ていくと、何か小さな黒っぽい物がボチッと付いています。
おっ、居た居た^^

ちょっと珍品顔をした、アカヒラタカメノコハムシです。
以前までのデジカメでは不可能だった、深度合成の拡大写真を撮ってみます。
TG-3様様ですねえ^^

このテのカメノコハムシは元々個体数が少ないのですが、今年は輪を掛けて見つかりません。
基本的に虫が少ない年だし、カラ梅雨だし。
それに、もう6月なのでちょっと時期も逸しちゃったかな・・・

来年からは沖縄や奄美のヒラタカメノコ類を採っちゃる予定です^^

イシガキトガリバサビカミキリ(2015.6.3)

遠いし暑いので今回は止めようかなあと思っていた石垣島北部に行って来ました。
日差しを遮る物が無い所なので、もう暑い暑い@@

メルトダウンしそうな日差しの中、頑張った甲斐があってコレが落ちました^^
イシガキトガリバサビカミキリ。

形態も色彩も他に似たものが無く、デザイン自体も良いですね。
ちょっと小さいのが玉に瑕ですが。

北部にはもう行きたくないんだけど、未だ採らないと帰れないのが居るからなあ・・・

八重山の夏、イエローな二種の優勢トラカミキリ(2015.6.2)

6月最上旬。本土域では未だ初夏とも言えない次期ですが、ここ八重山では虫の発生段階で考えると
もう夏と言ってしまって良いでしょう。

虫の種類がどんどん少なくなり、石垣島でのターゲットも相当減っています。
八重山滞在も3カ月になるので、そろそろ撤退時期かな^^

さて、そんな中でも益々元気で活動しているトラカミキリ二種が居ます。
いずれも黄色でお互いにちょっと似ている、イリオモテトラおよびヨツスジトラです。

咲き残りのアデクの花を掬ったら入った交尾中のイリオモテトラ、そしてヨツスジトラです。

ネットを覗き込んで黄色いトラカミキリを見つけると一瞬紛らわしいのですが、基本的に斑紋パターンが
異なるので慣れると簡単に見分けることが出来ます。

八重山のトラカミキリの中でも優勢種で(特に後者は)、チュウジョウトラ等の小型トラカミキリが
ほぼ居なくなるのに呼応するように数を増します。

一般に前者の方が少ないですが決して珍しくは無く、花やホストのタブ枯枝等から比較的
容易に見出せます。
ヨツスジトラはさらに簡単ですね。関西や九州等の郊外に居るような感じで普通に居ます。
学生の頃、熊本市の外れにある我が家の庭では、夏休みの昼下がりに何時も何匹かの本種が
暑い中元気に飛び回っていました。

ヨツスジトラは普通種ながら変異が多く、見ると何時も摘んでしまいます。
7月の屋久島でも何度も会えるでしょう^^

オキナワサビカミキリ、今季第一号が羽脱^^(2015.5.12)

いやー、未明からの台風6号による暴風雨は実に凄かった@@
ここ石垣島は丁度日付が変わる頃から横殴りの雨に加えて怒風(こんな言葉あったか?)が吹き荒れ、
安宿の窓ガラスが何時割れるのかと本気で恐れました。
九州出身の僕ですが、これ程の暴風雨は子供の頃以来じゃなかろうか・・・

そんな中で羽脱していたのが今季初となる与那国産オキナワサビカミキリ。
昨年に続き今年もなんとか確保出来て良かった^^

得意の擬死体勢。脅かすと大抵はこのポーズを取ります。

でも指で突くと直ぐにスタコラ走り出し、またジッと固まってしまいます。

なにしろ本種は近年ほとんど採集されない珍種ですからね。
同産地とは言え、二年続けての確保というのは何気に凄いことなんでしょう。

材はもうちょっと在るので後発もまだ期待出来ます。
アリバチにやられる前に全部出ちゃってね^^

ミスジクビボソハムシ、波照間島で繁殖地発見(2015.5.11)

今回の波照間遠征でミスジクビボソハムシの発生地を確認する事が出来ました。
本種は近年沖縄地方に国外から侵入してきた北米原産の美しいハムシで、波照間島でのオフィシャルな
記録は僕が昨年共著で発表した1例しかありませんでした。

この時にミスジクビボソハムシという和名を提唱したところで(発案は共著の方です^^)、それまでは
Lema spと呼ぶしかなかった本種がかなり身近な存在となったと思います^^

存在自体は有名になった本種ですが、実は未だあまり一般的ではありません。
その原因はホストがなかなか目に付き難い植物だからで、ちょっと探した程度では大抵見つかりません。

しかも植生の変化にとても敏感な植物で、毎年同じ所に自生してくれないことも本種を採集し難い物に
しています。
現に僕が昨年石垣島で見つけていた繁殖地も、今年来島してみると綺麗さっぱりホストが無くなっており、
とても驚いた次第でした。
(ただ別途に新たな発生地を見つけて事無きを得ましたが^^)

さて、波照間島で見つけたホストのセンナリホウズキ。
相当に食痕が在るのが分かりますね。

ざーっと見回すと、直ぐに交尾個体が目に付きました。
ホントに美しいハムシだなあ^^

典型的な本種の繁殖株で、次々と見つかります。

葉裏には幼虫、加えて卵塊も見つかります。
今の時期にはステージが入り乱れていることが分かりますね。

波照間産は今度何時採集出来るか分からないのでちょっと多めに摘んでおきました^^
この場所の個体群もたぶん次回は見られないでしょうし。

来年からは八重山から軸足を別に移すので本種を楽しむのもとりあえず今回が最後になるかな。
余裕があれば、地元に戻る際に飼育材料を持ち帰りたいと思います^^

ハテルマタテスジドウボソ、ハテルマヨナグニゴマフ(2015.5.10)

昨日掲載のイマサカドウボソのサプライズは別として、波照間島におけるカミキリ採集の楽しみ、そして
醍醐味はやはり二種の特産亜種との対面でしょう^^

波照間島は平坦で見渡す限りのサトウキビ畑が広がる何の変哲も無い島です。
大木が連なる黒々とした林なども存在しません。
然るに甲虫採集に適したポイントを見つけ難く、初めてここに降り立った採集者はきっと困惑される
ことでしょう。

よって、そんな何の変哲も無い場所の中でそれぞれのポイントを見つけていくしかありません。
特定の普通種は幾らでも居るのですが、タテスジドウボソにしてもヨナグニゴマフにしても、こんなに
採り難かったっけ?と大抵の方は不思議な実感をお持ちになると思います。

ハテルマタテスジドウボソカミキリ。

体色が薄く縦筋の入り方もやや異なり、かつ明らかに基亜種より小型となります。
あるカミキリ研究家の方が亜種から格下げすべきと言われていましたが、少し慎重に検討された方が
良いと思います。

参考まで。通常の石垣島産タテスジドウボソ。

ハテルマヨナグニゴマフカミキリ。
石垣島等の亜種と同様にどこにでも居ますが、一カ所でまとめて採れないため結構苦労します。

前種と同様に小型の亜種で、1センチ程度の個体がザラ。
きっとこれも不思議な感覚を味わわれることでしょう^^

与那国島の基亜種もそうですが、最普通種ゴマフと舐めていると殆ど数が採れなかったという結果が
待っていますので、ゴマフコレクションを充実させたい方は腰を据えて懸かられることをオススメします^^

イマサカドウボソカミキリ(2015.5.9)

本日波照間島から戻って来ました。
最高の獲物はコレ、イマサカドウボソカミキリです^^


新鮮な個体のため斑紋がバッチリ。
これを見ればもう同定出来ない人は居ないでしょう。

良いですねえ、この微毛が揃った感じ。
全ドウボソ中で間違いなくピカ一の美しさです^^

複数採れて崩壊しつつあったマイコレも充実、良かった良かった^^

リュウキュウトビイロカミキリ(2015.5.4)

採集に慣れた人でも意外と盲点となっている種類はあるものです。
八重山におけるリュウキュウトビイロカミキリなどはその好例と言えましょう。

本土のトビイロやトゲヒゲトビイロはもうイヤと言うほど目にするのですが、本種は何故か少なく、
カミキリ屋さん全体で見ればあまり行き渡っていないのではないかと思います。
図鑑にも少ないとの記述があったような。

山裾の一画をほんのちょっと伐採している所があり、タブの大きい木が刈ってあったので「もしや」と
思い夜にライトで照らしてみると・・・

あったりい^^

そして、近くの立ち枯れに居たのは巨大なペア@@
これはとてもウレシイ^^

本土のトビイロ等なら幾らでもチョロチョロしているのですが、しつこく見ても追加がありません。
どうあっても少ないのね・・・

そう言えば去年も一昨年も採っていないことに気付きました。
良いマイコレが出来たなあ。

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